今から31年前、朝日新聞社阪神支局が襲われ、小尻知博記者が撃たれて亡くなった。
昨夜NHKで放送されたドラマ「赤報隊事件」はこの事件を描いている。
草なぎ剛演じる主人公樋田毅は特命取材班に入り犯人を追った。容疑者に迫りたい一心で警察の
捜査を待たずに取材を敢行した。退社した今でも事件に関する重要な取材先には連絡をする。
筆者はこのドラマを見て懐かしさを感じた。阪神支局を再現したセット、上司の支持のセリフ
そして時効が成立した無念さも。3年前に亡くなった小尻さんの母も時効の無念を詠んだ。
①作者は昨夜NHKドラマ「赤報隊事件」を見た。31年前朝日新聞社阪神支局が襲われ、小尻知博さんが犠牲になった。筆者が教わった先輩たちが実名で出てきて目が離せなかった。
②草なぎ剛演じる主人公樋田毅は事件後間も無く特命捜査班に入った。記事を書かずひたすら犯人を追うよう命じられた。
③容疑者に迫りたい一心で、不審な人物を見つけると警察の捜査を待たず取材した。
④赤報隊によると朝日新聞の記者なら誰でもよかったと思う。退社しても重要な取材先には連絡を絶やさない。
⑤ドラマを見て筆者は懐かしさを覚えた。当時のまま再現された阪神支局や上司のセリフ、初めて取材班に加わった緊張感や、時効が成立した時の無力感も。
⑥3年前に亡くなった小尻さんの母も、時効成立の無念を俳句に詠んだ。遺族の無念を忘れず先輩の情熱を絶やすまいと筆者は胸に刻んだ。