ボクシングジムの会長にはメールで当分休むことを伝えていたが、心配のお見舞いメールが入った。ちょっと恥ずかしいので、B型肝炎とは伝えていないけど雰囲気でわかったかもしれないな・・。会長、ごめんね。中小企業が、銀行から融資を受ける時の指南を会長(俺より一回り若い)にしている最中だったので、中途半端になってしまった。 ジムはリフォームして広くしたばかりなのに大丈夫かな。
入院時、GOT1739IU/l、GPT2324IU/l が肝機能の数字です。肝機能は何を根拠としているか一応聞きましたが、忘れました。要はウィルスが肝臓で宴会をして騒いでいるので熱やゴミを出ており、そこへ血液と送り込み騒動をしずめる。その後、騒動をおこしているウィルスたちを自己の免疫力で駆逐せねばなりません。肝機能の数値はその騒動の大きさだととらまえました。(勝手に)
朝、TW医師が入ってきた。
私 「ああ、先生どうも・・食欲はあまりありません。」
医師 「あっ、おきずにそのまま。そうですか・・黄疸は・・ああまだまだですね」
私 「私は数値が下がって治るんでしょうか?」
医師 「今朝の血液検査では少しですが肝機能は回復していってます。免疫力が働
きだしたということです。」
私 「えっそりゃ良かった。ありがとうございます。で いつ頃退院できるので?」
医師 「そうですね。こうやって肝機能があがってきているということは治癒に近づい
るということです。願わくばこのまま順調に200から300といったところまで
さがれば自宅療養に切り替えられるでしょう。このペースなら1から2週間とい
うところでしょうか」
私 「1、2週間?うっし 先生、がんばりますわ。」
医師 「がんばらずに静かにしましょう、ふつう急性肝炎は半年スパンの治療か予 後が必須です。その後、抗体の発生をみて完治です。」 私「抗体ですか?」
医師 「そうです。Haなど3種類ほどの抗体があります。この抗体ができれば治癒で
す。つまり、麻疹やおたふく風邪みたいに血液の中に免疫ができてウィルを
死滅させます。抗体ができないとウィルスがまた体内で悪さをし暴れるので
す。」
私 「ふーんそうですか。つまり数値が下がって、肝機能があがってもウィルス肝
細胞のなかにいるとまた再発するということでしょうか?」
医師 「そうです。この状態が慢性肝炎に発展してゆきます。」
私 「でも、先生。そこが分からないんです。免疫力でウィルスを駆逐してゆくんで
すよね。そうしたら肝臓には最終的にウィルスはいなくなるんじゃないですか
?・・、そうしたら抗体がなくても慢性にはならないのでは?」
医師 「そう、そこが大切なところです。GOTが200くらいに下がってきたところで
肝細胞の中に残っているウィルスは居座ろうとします。このウィルスを肝臓
がたまに友達と勘違いします。この状態になると慢性肝炎になります。こう
ならないためにとにかく早く肝臓の数値をさげて 抗体を作ることが大切で
す。」
私 「友達って・・。ウィルスが・・・」
医師 「抗体ができなければウィルスが常駐していますから、他人に感染させる恐れ
もあります。つまり性交渉はご法度です。」
私 「セックス禁止ですか・・・」
医師 「もちろんです。まあ肝炎のときは身体がだるくてそれどころではないでしょう
けど・・・ヒャヒャヒャッ!」
と、二日目のTW医師は下品にわたしの病室を出て行った。おーい先生。おとついの晩、オナニー2回したぞって言えるわけないか。
それからソレカラ ナニ? また明日。( ̄▽ ̄)=3