現役時代の相棒…U君から添付ファイル付きのメールが来た手紙


U君や私が役員専従になるまで、一番長い間上司だったYT氏が亡くなった知らせだ


すでに、葬儀は済んでいるのだが、律義なU君が知らせてくれたのだ



メールには、このような内容が書かれてあった


「正直言って、良い思い出は一つも無いのですが、仏は仏なんで告別式には行って来ました」



そうなのだ…U君も私も中途入社、今では何とも思わないが、生え抜きとの差別はひどかった


おまけに、兄上が当時は国会議員…どう言う気持だったのかは知らぬが、突然切れて、U君や私だけには辛く当って来た


どう言う政党に属していたのかは敢えて書かないが、極端に好き嫌いの激しい人で、AS氏やSS氏…業績の善し悪しに関わらず、お気に入りを極端に優遇し過ぎて、役員にも注意を受けていたらしい



「現役時代の部下は、私だけでした…あれほど可愛がって貰った人達(もう、リタイアしている)のうち、一人も列席していないのが気の毒でした」


「みっきーさんにも声をかけようと思ったのですが、顔を合わせたくない人もいるだろうと思い、敢えて声をかけませんでした…申し訳ありません」


「娘さんに聞いたところ、年老いた同僚だった方が数名で、部下だった人々は私だけだったそうです」


「こんな事だったら、声をかけた方が良かったですね…久々に直接会えますから」


「つくづく感じた事は、受けた恩を忘れてしまうと言う、人情の薄さです。ちょっと悲しくなりました」



こんな事が綴ってあった…



ついさっき、電話をU君にしてみた


「仏になったので、あまり言いたくは無いのですが…敗因は人を見る目が無かった事でしょうね。むしろ、敵視していたみっきーさんや私の方が、人間的には情け深かったのかも知れません」



今となっては楽しい思い出になっているが…


相互の利益で結び付いた関係と言うのは、如何に脆いものか


人間性を認め合っての結びつき、何の利害もない関係が一番なのかも…


「そうかぁ・・とうとう逝っちまったかあせる


「ええ・・逝っちゃいました」



なんだろうか…目の敵にしていた二人に偲ばれるなんて、皮肉なもんだね


合掌


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