A社に勤めていた時には
M先輩やKF先輩と、川越の祭り見物によく来たものだった
昨日、久々にKF先輩と祭り見物をした
一足先にKF先輩はリタイアして、昨年暮におらがリタイア
お祝いを仲間集めてやって頂いて以来だ![]()
先輩は秩父出身だが、学生時代に川越に住んでいた
お互いに土地鑑がある
裏道を巧みに抜け、要所要所は見物する事が出来た
どこの祭りでも同様…意気がって歩いている若者がいる
大昔の“タケノコ族”のようにきらきらした衣装を着て、今時流行らぬ金髪
踊りの連なのだろうか…
同じく、いかにもヤンキーというねぇちゃんも、辺りを睥睨するが如く
肩を怒らせて歩いている
小さな子供を連れた若夫婦
ぶつかりそうになって、逆に威嚇している
「あぶねぇなぁ…
」
「何なんだ、あいつら…馬鹿じゃねん
」
「危ないよぉ
」
「意気がっているだけじゃねん…危なかぁねぇや
」
KF先輩…秩父でもかつてその名を知られた道場主の息子として産まれた
還暦過ぎでも、シャープな体つきをしている
「いやいや、別の意味であぶねぇって言ったんよ…ほれ
」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
明らかにその筋と思われる人が、薄笑いを浮かべて若者の方に
若者の肩を抱いて、何か話しかけている
「何だ
仲間か…」
「違うよ、見ててみ」
ヤンキーの馬鹿ねぇちゃんがなにか言いかけた時
それはそれは鋭い目で威嚇している
「なぁ、こんなところで見ていて因縁つけられねん
」
「大丈夫だから、ちょいと見ていてご覧」
180cm近いヤンキーに、170cm少々のその手の方…にやにや笑いながら話しかけている
人々に見られないように、巧みに身体を入れ替えながら
どんどん細い路地の方へ誘導して行く
よくよく見ると、肩を組むふりして首筋を掴んでいるではないか…プロだ![]()
ふと、おらと目が有った
実は…親しくはないのだが、顔見知りなのである (;^_^A
にたーりと笑って(本当に人の良い笑顔)口に人差し指をあてた
見て見ぬふりをしてねぇ![]()
おらも、にんまりとして頷いた
そのまま、暗い路地に入って行った
「なぁ、知り合いなん
みっきーの顔見てよ、笑ったがな
」
「ま、同じ市民ってだけだよ」
「あのアンチャンよぉ…でかかったがな、大丈夫かな市民は」
「ははは・・多分奥に、元ボクサーだかレスラーがいるんよ、事件にならない程度にフルボッコじゃねん
」
今時流行らぬ金髪のヤンキーねぇちゃん…心配そうに路地の奥を窺っているが
やがて、先ほどの意気がった姿はどこへやら
しおれて駅の方に歩いて行った
すれ違う時に顔を見たら、どう見ても30歳越えているじゃねん![]()
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「つめてぇもんだな…馬鹿って言っても、仁義なんてねぇんじゃねん」
「まぁ、所詮は馬鹿ップル、あんなもんでしょ」
要するに、子連れで訪れた人々に因縁をつけたり
若者たちから金をかつあげしたり
地元の業界の人達にとっては迷惑行為な訳で
たまたま“自警団”の目に留ってしまったのが不幸の始まりだったんだろう
しばらく路地の外で待っていたのだが
誰も出てこなかった
流行らぬ金髪のあんちゃんは、路地の奥で寝ているのだろう![]()
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業界の人…抜け道からさっさと、治安維持のパトロールに出かけたに違いない![]()
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どこから来たのか分からぬが
古くからある街の祭りにやって来て
意気がる事の危険性…分かった方が良いと思うよ
市民なら、誰でも知っている事
「さて、駅の方にあるだんべ
」
「そうね、ちょいと一服しますか
」
