午前中はぐずついていたが


午後になって晴れ間が出て来た


例により、駅の喫煙場所に行きタバコしていると


おらよりも年上…70歳ぐらいだろうか、爺様が火を貸してくれと寄って来た


今日は珍しく、Nikonのデジ一をぶら下げているとカメラ


「写真を撮りに来られたのですかはてなマーク


美味そうに煙草をふかしながら聞いて来た


見ると、同じ機種だカメラしかも、レンズも35mmF2で同じ


お互いに指を指して笑ってしまったにひひにひひ


「いやいや、格好をご覧になればお分かりでしょう…地元のいかれ爺ですよ」


その爺様の話では、板橋に住んでいながら川越は初めてと言う


「無趣味でずっと働いて来たんですが、外に出る趣味を持てと子供らに言われて…」


照れくさそうに頭を掻きながら、お子さんに数年前にプレゼントして貰ったカメラを持ち出したとの事


「ずっと使っていなくて、叱られてしまったんですよ」


なかなか良い笑顔を見せてくれた


ガイドブックの川越特集(今月号らしい)を持っている


「それは食いもの屋しか載っていないでしょう…よろしければおらが案内しますよ」


随分と喜んでくれ、是非お願いすると言ってくれた


ただ、歴史マニアらしく、普通の観光コースでは無く、河越夜戦の有ったところとか


リクエストがマニアックあせる


「大分歩きますよ…」



ま、爺様のペースに合わせ、のんびりとコースを回った


北条と上杉の合戦の跡などを巡り、最近整備されたばかりの堀の跡とか


とおりゃんせ発祥の地である三芳野神社などを回った


小便が近いのをしきりに恐縮していたが


幸いにトイレの場所は詳しい


巧みにコースに盛り込んで歩いた


野糞、立ちしょんするような人では無い、紳士だ



「写真は撮られないのですかはてなマーク


何度も聞かれたが、電池切れに気付かなかったなどとは言えない充電切れあせる


「いやいや…散々撮り歩いているので、なかなかパー


「テレビで良く放映されるでしょう…こう言う街に住んでみたいと思っているんですよ、歴史の香りのする街に」


おらの屁の香りが歴史の香りあせる



何の変哲もない横町にも、しきりにシャッターを切っているカメラ


目を細めて、液晶モニターに見入る姿を見ていると、こっちまで楽しくなってくる音譜


休憩は、いつもの蔵造りの二階にある喫茶店コーヒー


奇しくも、二人ともホット珈琲コーヒーコーヒー


顔を見合わせて笑ってしまった


なにか、おらが一番尊敬する兄と一緒にいるような気がして、不思議とやすらぎを覚えた



T氏や海ちゃんと居るのも楽しいが


こう言う兄貴の様な爺様と一緒にいるのも楽しい


何故か、時間がゆっくりと過ぎて行くような気がした腕時計



ふらふら見物をしながら駅まで戻り


別れ際に名刺をくれた


「ま、とっくにリタイアしていますので、会社の名刺ではありませんが…」


おらは、財布の中に現役時代の名刺が入っていたので、携帯の電話番号を書き加え、渡した


「また、こちらに来る時には連絡して下さい…都合が良ければご案内しますから」


にこにこしながら、駅にパーばいばーい、元気でね音譜



なんてことない半日だったが…何故か顎が疲れたはてなマーク


そうそう、T氏や海ちゃんの様な悪友と違って


初対面の、しかも年上の爺様





慣れぬ敬語ばかり使っていたからねドクロ







楽しかったけどグッド!


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