東京駅まで、海坊主を見送りに行った![]()
「嬉しいなぁ~」を繰り返す海坊主に
「どうせ暇だからよ…
」
「なんや知らんが、後ろ髪を引かれる思いやで…」
T氏とおらが声を揃えて
「前も後ろも髪なんてねぇがな![]()
」
正式な
奥さんまで爆笑していた![]()
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調子に乗ったおら
「それを言うならよ、襟首を掴まれる思いじゃねぇの
」
海坊主さま御一行は爆笑の渦![]()
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改札を通る人々…怪訝な目でこちらを見ている![]()
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ダブルのスーツにど派手なネクタイ…まるでサイコロだ![]()
そのサイコロを貧相な爺が二人して構っている![]()
「今日は決まっているねぇ…
」
「ほ・ほんまか
」
「あぁ~どこから見てもサイコロだんべ」
「上手い事いいよる…うつ伏せだと六やな」
「逆さになるとよ、一の目が出る」
「なんでや![]()
」
「けつの穴が一つって事」
またまた爆笑![]()
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「じゃぁ、行ってくるわな
」
「おお・・ちゃんと帰ってこいよ
」
「ああ、帰ってくるでぇ・・土産は何がいいんや」
「あんたの元気な顔…と言いたいところだけど、饅頭でも良いぜ
」
「渋茶に合う奴な、渋茶に
」
何度も振り返りながら、海坊主と奥さんは人混みに消えて行った![]()
「さぁて、どうするかな・・」
「みっきーさんよぉ、前に銀座で寿司を食わせるって言ってたべ」
「食わしたろうよ・・」
「うんにゃ、一度って言ってないべ
」
なんて野郎だ![]()
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仕方なしに、がんこ寿司に行った![]()
話は自然と海坊主の事に
「あいつ、いつ帰るって言ってた
」
「なんでもよぉ・・こっちにマンション買うって言ってたからよ」
「おおっ豪勢な
」
「あっちに持っているマンションを売りに出してるって話だったべ」
「いよいよ武蔵の国の住民か・・」
「ちょっとよ、マゾっけ有るんじゃねん」
「なんでよ・・」
「おいら達におちょくられてもよ、嬉しそうに笑っているがな」
「まぁな・・でもよ、それが堅気の世界ってもんよ
」
「Yさんの奥さんが一番喜んでいるべぇ」
「しかしな・・なんでおらたちなんだろうか」
「鶏だって動物だってよ、最初に見たのが親だと思いこむべな・・」
「よく知ってるな・・流石に猿だ」
「おいら達が真っ先に知り合いになった訳だんべ・・」
「気の毒になぁ
」
「だから、堅気のイメージってこう言うもんだって思いこんだんべな」
T氏とおら、声を揃えて・・・
「気の毒になぁ![]()
」
