自前の「橋」に、開花への祈りを乗せて | 従藍而青の城は金剛不壊にして不撓不屈

従藍而青の城は金剛不壊にして不撓不屈

役者・髙橋貴城のブログです。

自分の名前について、改めて考えた。
「城」については、「男子たるもの」なんてステレオタイプを言わずとも、割と昭和な発想を容易にできる人間なら、誰しも野望的なイメージが湧くかと思う。
かく言う自分も、このブログのタイトルに「城」を使用している。
自分が「築城」していくべきものの、「建設」への決意と誓願の表明として。


今日観たお芝居も、戦国モノだったので、城について思わなくもなかったが、今、一番意識しているのは、「橋」だ。

師も折に触れて、「橋」についてよく話される。

少し前に触れた御指導にもこうあった。


「橋とは『結合』の証であり

 シンボルだ

 仏法の眼を開けば

 自己も 他人も

 社会も 世界も

 依正は不二にして

 縁起という見えない橋で

 久遠よりの宿縁の絆で

 互いに結ばれている

  

 その生命の

 本来の金橋をもって

 分断と断絶

 不信と反目の渦巻く

 濁世の海峡に

 『信』の橋梁を

 無限に広げゆくのだ

 人間と人間

 そして

 心と心を結びゆくのだ」

(池田大作先生)


ありがたい宿縁に、報恩感謝の思いで、毎日祈る。

祈る事は、行動する事。

恩は返してなんぼだ。


「思いやりの根本は、祈りです。人間は、自分の幸福を祈り、念じてくれている人には、必ず心も開くし、好感をもつものです」

(『新・人間革命「新時代」の章』)


今の自分に何ができるか。

他人の幸福を、どこまで真剣に祈れているか。

その人にとって、善知識たり得ているのか。

奇しき縁を、より強靭なものにすべく、互いの心と心に、金の橋を渡す。

そして、相手への真心を、思いを、遣る。

紛然と覆い被さろうとしてくる、「不信」という暗雲を振り払うように、「ちゃんと渡って行ってくれ。届いてくれ」と念じながら。

「心と心を、結び合ってくれ」と切に願い、祈りながら。

思い遣りの行き来が、橋を更に金剛不壊にしていくと信じて。


「出会いは人生の花だ。信じ合える絆は宝だ」

(池田大作先生)


もうこちらは、既にかなりの「心の財(たから)」を頂いてしまっている。

お陰様で、我が城は豊かになる一方だ。

本当にありがたい。

頂く度にまた感謝し、祈った分、また思いの「種」を送る。

相手の心に、綺麗な花が咲くといいな。

なんて、「種まく人」にでもなったつもりか、柄にもなく格好付けて思ってみたり(笑)


肥沃な心の原野へ、彩り鮮やかな、開花の祈りを。

拙き自前の、橋に託して。



以上、おしまい!!

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