今日観たお芝居も、戦国モノだったので、城について思わなくもなかったが、今、一番意識しているのは、「橋」だ。
師も折に触れて、「橋」についてよく話される。
少し前に触れた御指導にもこうあった。
シンボルだ
仏法の眼を開けば
自己も 他人も
社会も 世界も
依正は不二にして
縁起という見えない橋で
久遠よりの宿縁の絆で
互いに結ばれている
その生命の
本来の金橋をもって
分断と断絶
不信と反目の渦巻く
濁世の海峡に
『信』の橋梁を
無限に広げゆくのだ
人間と人間
そして
心と心を結びゆくのだ」
(池田大作先生)
ありがたい宿縁に、報恩感謝の思いで、毎日祈る。
祈る事は、行動する事。
恩は返してなんぼだ。
「思いやりの根本は、祈りです。人間は、自分の幸福を祈り、念じてくれている人には、必ず心も開くし、好感をもつものです」
(『新・人間革命「新時代」の章』)
今の自分に何ができるか。
他人の幸福を、どこまで真剣に祈れているか。
その人にとって、善知識たり得ているのか。
奇しき縁を、より強靭なものにすべく、互いの心と心に、金の橋を渡す。
そして、相手への真心を、思いを、遣る。
紛然と覆い被さろうとしてくる、「不信」という暗雲を振り払うように、「ちゃんと渡って行ってくれ。届いてくれ」と念じながら。
「心と心を、結び合ってくれ」と切に願い、祈りながら。
思い遣りの行き来が、橋を更に金剛不壊にしていくと信じて。
「出会いは人生の花だ。信じ合える絆は宝だ」
(池田大作先生)
もうこちらは、既にかなりの「心の財(たから)」を頂いてしまっている。
お陰様で、我が城は豊かになる一方だ。
本当にありがたい。
頂く度にまた感謝し、祈った分、また思いの「種」を送る。
相手の心に、綺麗な花が咲くといいな。
なんて、「種まく人」にでもなったつもりか、柄にもなく格好付けて思ってみたり(笑)
肥沃な心の原野へ、彩り鮮やかな、開花の祈りを。
拙き自前の、橋に託して。
以上、おしまい!!
押忍