先日、某テレビ番組で松井五郎さんが仰いました。
(ASKAは)
比喩の天才
だと。
ASKA楽曲を知る視聴者全員が
全力で頷いたことでしょう。
(゚ェ゚(。_。(゚ェ゚(。_。*)コクコク
ASKA詞を語る記事とか感想見てても、皆口を揃えて仰いますよね。異論ありません
比喩を使われると私の脳内はこうなります。
言葉通りの意味ではないよね
↓
否応なしに想像(妄想)力を掻き立てられる
↓
自分の知識、経験、記憶、感情の引出しを開けていく
↓
自分の中にあるものから、しっくりくる解釈を見つける
↓
気持ちいい
しかも、自分の中にあるものと結びつけるから、感情や景色が、よりリアルに心の中に入ってくる気がします。
ASKAの比喩は、小難しい言葉をほとんど使わず、日常的によく使う、ごく簡単な言葉の組み合わせで作られることが多くないですか?
だから、誰もがイメージしやすい。
彼は、聴き手の記憶の引出しを開けるのがめちゃくちゃにうまいんだと思います。(何様発言ごめんなさい)
…とは言え、彼、
飛鳥涼(ASKA)は天才です
凡人には理解不能な歌詞があるのもまた事実
実は私…
あれだけ好き好き言ってるくせに
『僕はすっかり』
の歌詞が
意味不明
なんです(号泣)
特にこれ
↓↓↓
君の寒いつきあたりを
鳴らしてみよう
どういう意味ですかぁぁぁぁ
???
誰か教えて…
だって、それぞれの言葉自体は知ってるし、もちろん意味もわかるけど、
「君の」+「つきあたり」
「寒い」+「つきあたり」
「つきあたり」+「を鳴らす」
こんな組み合わせ、私ごときの人生の引出しの中、どこを探しても見当たらないんだもの
ってゲーム知ってます?
↑これで作ったのかな?←失礼(ごめんなさい)
…ってくらい、ワカラナイ
一応、私の中にある無理やりな解釈はこんな感じ↓
直前の歌詞を受けているはずなんです。
♪古びた時計が街並で 歌うように
君の寒いつきあたりを 鳴らしてみよう
「街並」と「つきあたり」
「歌う」と「鳴らして」
この辺が対になっているのでしょう。
時計って、基本的に静かにしてるけど、時がくれば鐘が鳴る(歌う)よね。
で、私はこう解釈します↓
部屋(街並)の隅(つきあたり)で
態度が冷たい(寒い)君を
ねぇねぇって突っつくとかして、声を出させる(歌う)なり何なり、何かしらの反応を求める(鳴らしてみよう)
(か…かわいい…♡♡♡)
彼女が部屋の隅で、静かに本でも読んでるんじゃない?
構ってくれない彼女を、彼はベッドサイド(※妄想です)から眺めて悶々としてるんじゃ…
おや?本を取り上げようとしてる??
(「やめてよ〜!」=声を出させる=鳴らす)
邪魔な本を取り上げたら 予言どおりかな?
え?モナリザの彼女?
…これが私の妄想の限界です
あともう一つ。
恋の泡を立てて
過ごしてみたい
→恋の泡って何??
これに関しては、最近ふと、2つの説が頭の中に浮かび上がったので聞いてもらえます?
①儚いものとしての「泡」説
イメージは「しゃぼんの泡」
「泡」って、すぐに消えてしまうイメージありません?
儚く消えやすいものの例えとして
「泡沫(うたかた)」
なんて言葉が一般的に使われたりもしますよね。
「恋」を、放っておくとすぐに消えてしまう泡のような儚いものに例えて、ずっと泡だてて消えないようにしたいってことなのかと。
ただ、これだと
「過ごしてみたい」
に何か違和感があるし
(この意味なら「過ごしていたい」になるんじゃ?)
直前の
「口づけの数と同じくらい」
とも繋がらない気がするのです。
で、次に思ったのがこれ↓
②刺激的なものとしての「泡」説
イメージは「炭酸の泡」
前回の記事 でこの曲を『GUYS』と並べてみて思ったんです。
♪恋をシャベルで 運びつづける女のなかで
靴の底に愛を隠して 眠りたいね
(『GUYS』より)
「シャベルの女」について、「どんな女やねん?」と前回書きましたが、私の中に一応イメージはあって…
『GUYS』の主人公はおそらくギャンブル好き。
「恋」も「ハイリスク・ハイリターンのギャンブル」のようなものと考えているのだと思います。
「恋」というものは、いつも不安がつきまとい、不安定で辛いことも沢山あります。時に立ち直れない程の傷を負うことも…(ハイリスク)
でも、うまくいっている時はものすごく楽しいし、不安と隣り合わせゆえにドキドキワクワクして、すごく刺激的でエキサイティング。(ハイリターン)
対して「愛」は、穏やかで、落ち着いていて、安定的に幸せだと感じられる反面、刺激とは程遠いもの。
※あくまでも私のイメージです
「愛」が欲しい女は、主人公の求める刺激的な「恋」を運び続ける。いつか「愛」に変わると信じて。
いつまでも刺激的な「恋」をし続けていたい主人公は、「愛」を靴の底に隠して、見せない、渡さない。
話を『僕はすっかり』に戻します。
「恋」は刺激的。
「恋の泡」→刺激的な泡と言えば「炭酸」かと思ったのです。
炭酸って、シュワシュワと泡が沢山出てる方が刺激が強いですよね。
愛し合う二人のことですから、
口づけの数
なんて、1つや2つじゃないよね?
そりゃぁもう、
数えきれないほどの数
でしょうよ。
(キャーー♡♡♡)
数えきれないくらい、大量の泡を立てる炭酸のように、刺激的な恋をする毎日を君と過ごしてみたい。
ってことなのでは…?
…以上、無理やり解釈してみました
もし、答えを知っている方、別の解釈をされている方がいらっしゃいましたら、ぜひともお聞きしてみたいです
他にも探せばまだまだありそうなので、何かあったらまた書きますぅ