[その三] 「経済拡大の方法」
次なる変化は、拡大の方法の変化です。
ひとつは、領土として、統治できる範囲を拡大して、そこに属する土地と資源、人を新たに活用して利潤を得る方法。
もうひとつは、貿易によって、そこに属する土地と資源、人を新たに活用して利潤を得る方法。
このどちらも暴力によって従わせたものです。
前者よりも後者の方がコストと負担が少なくて行えたことから、その拡大のスピードと広さは増していったのです。
統治機構=政治体制は、主権が絶対的支配者から国民に移りはじめるのですが、民主主義であろうがなかろうが、その国の政治体制、権力者と国民の関係は、生活が営むことができて成り立つことに変わりなく、そこに不都合が生じると国の体制が変わったり、領土を拡大したりしていったのです。
また、その国対国の戦争という行為自体によって、人の命を犠牲にしながら、物や仕組み、体制を壊して、再び作る行為からも利潤を得てきました。
その多くの人の犠牲から人類は学び、正面衝突を極力避ける努力を行います。
しかし、その一方ではこの努力を行いながらも、イデオロギーの違いからそれぞれが属する国でブロックを形成して、使用すれば極めて甚大な威力を発揮する核兵器の開発と保有でその均衡をはかり、それぞれのブロックで経済を成り立たせてきました。
その経済は、基本的には暴力によらない方法で、契約と投資により途上国を発展させ利潤を得ます。
今度は、その契約と投資先の拡大で利潤を得ていきます。
それまでの暴力による領土と貿易の拡大と、この非暴力による契約と投資による途上国支援のはじめの段階は、いずれも新しい資源と人材を極めて安価で手に入れて、商品・サービスに加工して大きな利潤が得ることができました。
しかし、資源の枯渇を心配するようになったことと、途上国側も力を持ってきたことから、資源は高騰して、粗利=利潤が低くなっていきます。
この実物経済で粗利が取れなくなったことを受けて、次に行ったことは何でしょうか。
次回は、【クレバリ店長が考える世界と日本の「今まで」と「これから」について】[その四] 「電子空間」です。
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