現在、浪人中で大学合格を目指してます。
と思っていたら…
「店長、おれ就職の方向に変えて進めてます。」と…??
事情を聞くと彼の理由を話してくれました。
勉強をすることに集中できない。精神的に安定しない。
バイトで自分の存在を確認できたことが喜びで、ちゃんと就職してその喜びを心の支えにしたい。
もし、働きながら勉強のやる気が起きたら並行して受験をして大学に進んでもいい。
ざっと、こんな内容に受け取れました。
みなさんはどう思います。
私は基本として彼の自由だと思います。
ただ、大切な人に伝えたいこととして、自分の人生に大きく影響があることは出来るだけ状況を正確に把握して、その上で自分で選択をして欲しいと思いました。
そのことを理解してもらえるように説明しました。
本人は理路整然と理由を述べて就職に舵をとったことの正当性を主張しましたが、今この世界がどう動いているか?日本がどうなっているか?どんな仕事をしたらどれだけの報酬を得られるか?自分はどんな生き方をしたいのか?これらのことはイメージなしでの決断です。
では、彼はどこに向かうのでしょうか?
目の前に起きることに感情が反応する。
その感情に支配されて物事を選択するという生き方で漂流するのではないでしょうか。
それも含めて、自分で理解して身を委ねた人生の選択もありでしょう。
でも、大切なのは自分で事実関係を認識して自己責任で判断・選択することを私はすすめたのです。
彼は私の話を聞いても、自分の正当性を言葉では上手く説明できないが、感情としてとにかくそうしかないんだと訴えていました。
私はそんな彼に何度も例えを変えて繰り返し説明をしました。
もう一度言いますが、事実関係を認識した上で判断するのは彼です。
事実関係を自分なりに知った上で自己責任で選択をすることが大切でないかということです。
午後6時過ぎに来てから、合間合間に他のお客様の接客をしながら、閉店後11時前までかかりました。
彼はとうとう本当の自分の気持ちと理由に気が付きました。
涙が止まらなくなりました。
受験失敗を恐れて逃げたのです。
逃げたら手に入らない大学進学で得られる知識と経験の大きさを想像していなかったのです。
失敗を恐れて勝負しない自分が仕事は出来ると何の根拠もなく信じたのです。
そんな彼に、この厳しい時代に仕事を与えてくれて報酬をくれる内容は何があるか想像していなかったのです。
もちろん、世界のことも日本のことも、毎日のニュースにも関心はなかったのです。
その世の中と自分が生きることがリアルにつながっていることに実感がないのです。
でも、彼は私の話の要点を理解して、自分の気持ちとして結果がどうであれ大学進学に挑戦したいことを再確認しました。クレバリのティッシュペーパーを全部使い切って涙を拭いて、明日からのために帰って行きました。
今日、彼から電話がありました。
進学をやめて就職すると報告していた予備校の先生や就職活動でお世話になろうとしていた人たちに説明とことわりをして回っていると。
そして、お互い気づいていなかったのですが、運命的に今日がセンター試験の締切日だったと。
無事、今日申込みをして間に合ったと。
彼は「昨日、クレバリに行ってよかったです。ありがとうございました。」とも伝えてくれました。
一秒たりとも過去には帰れません。
目標を確認したら、成功をイメージして努力しましょう

クレバリもがんばります
