私自身の経済思想は結構分類的にもややこしいので、
詳細に書いておこうと思いました。
明確には資本主義でも共産主義でも社会主義でもありません。
資本主義に近いけれど株式にはかなり否定的であり、
企業国家を最も警戒するのはそのためです。その事について。
また、金融関係にもあまりよい感情は持っていません。
これは親の生き方に関する事情のほうが大きいです。
まあそこは個人的な話になるので、金融の信用のために
親が人生そのものを犠牲にしてしまったような感じだったと
まで述べておくに留めますが、危険な錬金術みたいに
思うことは確かですね。その事についても。
しかし、まずは株式の不毛さについて述べる。
そして、これらは日本経済を似非資本主義として、
自民党式な共産主義にしてしまった要因でもある。
そして共産党が正しい資本主義をつきつける構図の要因にも。
念の為に申しておくが、共産党はもちろん共産主義を
遠回しに掲げており、共産主義を否定する立場ではない。
今の自民党のやり方が旧ソ連みたいなやり方というだけ。
日本共産党は旧ソ連のやり方は明確に否定しているみたいだし。
株式が不毛な理由
- 特定業種に無理解で無能な株主が経営の足を引っ張る
- 上記の理由で無能な経営者に交代し現場の士気低下に繋がる
- 過剰競争につながりやすく業界の保護が困難になる
- 上記とは逆にカルテル化を招き業界の多様性が消え去る場合も
- そもそも日本の資産家は投資が絶望的に下手くそ
日本はなぜ共産主義化しているのか?
- 明確な始まりは小泉時代からの派遣法改悪
- スキルアップの機会はほぼない、生涯奴隷的な労働も珍しくない
- 働くほど稼げる時代ではなくなった
- 高学歴ワーキングプアまで常態化した
- ノーベル賞受賞者まで貧困に陥る構図も
- 努力は必ず実るなんてそれは妄想でしかない時代
要するに現代日本は勤勉に働くことで稼げるのではなく、
いかに悪どいやり方で搾取するかどうかが勝ち組になる社会。
だからパワハラ上司やブラック労働が横行しやすい原因となる。
生産力の拡大は全く期待できない。悪どい人物が得を
するだけであり、国力低下はほぼ確定的に続くだけだ。
ここで箇条書きに投資が下手くそと書いた部分から来るのだが、
金融業にある程度否定的になる理由と関連性がある。
投資の下手さは金融業の価値が自動的に低下するのである。
ここは世界一金融業が発達していると思われるスイスと比較したら
わかりやすいと思う。スイスほど優れた国に住んでいれば
私も金融業に否定的にならなかったと思う。この差は大きい。
要するに、投資の下手さはお金の価値を低下させることに直結する。
そもそもお金は何のためにあるのか?スムーズな取引のため。
仕事のためにお金を融資するのもそのためにあるのである。
しかし、投資が下手くそな資産家しかいない日本においては、
お金の価値は必然的に消え去っていく。最悪な場合は北斗の拳の世界
みたいになりかねない。これは笑えないジョークとなる。
トドメは今のヤミ金融にしか見えない奨学金である。ひどすぎる。
未来ある学生を騙して借金漬けにして、待遇はとても悪い。
返済不能なんて目に見えている。それでも契約させる。
まともな銀行なら絶対にやるわけがない愚行そのものである。
金融業の価値が相対的に低下しているにもかかわらず、
何が原因なのかわからずに更に自滅的な道に走っている。
まるで蟻地獄に落ちていくかのように見えるんです。
結局のところ、私の経済的な理想と思想は事業がしやすいこと。
そして失敗のリスクが低いこと。人間関係に束縛されにくい
成果主義というのが近いだろうか。その上で
現在目にしている経済的手法をリスト化していくと…
- クラウドファンディング
- クラウドソーシング
- オープンソース
- ベーシックインカム
- 通信教育
特に日本で実現が厳しいのはクラウド経由の投資や仕事。
とにかくくだらない人間関係の束縛を好む日本では
これが一番実現困難だろう。ベーシックインカムは
世界的に始まったばかりでこれからだけどこれも
日本では見込みは薄いのですが。
ベーシックインカムは元々私の思想にはなくしばらく
消極的だったのは過去に述べたとおりですが、
だけれど、今は自らの理想と思想にとても有益であり、
今では賛成派になった理由もこういうところにあります。
オープンソースと通信教育はすでに実現しているが、
問題は今後の発展。通信教育は良い所を教えて
もらったので、余裕があるときに受けようと考えている。
オープンソースは思想の成熟がもっと必要だと考えている。
結局は下手くそな投資家を何とかするために、
株式依存の資本主義経済を変化させたいと思うわけですね。
ちなみに私が否定するのは株式だけで大企業そのものは否定しません。
株式が大企業を迷走させると考えているだけともいう。