君の歌を聴いて…
いや、誰の歌を聴いたって。
こんな事は起きなかった。
初めは、ただ泣いていた。
わけもわからず、涙が流れた。
日を開けて、二度目。
やはり、涙が流れていく。
すぐに、三度目。
嗚咽するほど、泣いた。
同時に。
脳内を駆け巡る、遠い記憶。
それは、どれも…
哀しく、切ない物語。
忘れてしまっていた、君との記憶。
君は。
いつでもそばにいて。
愛してくれていた。
自分のものにはならない、と。
知っていながら。
そして、いつも…
だから。
今…始まっていながら、仮の状態でしかなくても。
君を信じられている、んだ。
愛は、何も変わっていないから。
今度こそ。
君の元へ、行くから。
君のもの、に。
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