幼女二人が来て、私に安そうなピアスを手渡した。

私は
「落ちてたの?ありがとう!!」
と笑ったが

私のじゃない。

私は150円のピアスをちゃんと外していた。
ピアスつけながら公衆浴場に入るなんてありえない。しかも落とすなんて。

そのピアスはゴミ箱に捨てた。

子供たちは、何を考えてピアスを手渡しに追い掛けてきたのか…。二人は無言で照れくさそうに走り去った。


お湯につかりながらふと、自分が年下を見下している日々を思い浮かべた。

今年で21歳になった。

私は高校生のことを「子供さん」と言う。
イスラエルでは13歳で成人式を迎える。

大人になるって何なんだろう。

少なくとも意味なく年下を見下すことは、無価値な行為だ。
改めよう。
またひとつ反省した。

皆が私には無いものや、才能を持っている。
尊敬しよう。


そこまで教えてくれた幼女たちに、ありがとうということだ。