遅くなりましたが、今回のアジアカップを振り返ってみます。
決勝トーナメントに進出し、結果4位と終わった日本。オシム監督になって1年。常に結果の求められる代表監督にあっては、決して満足のいく結果ではない。セルジオ越後氏に至っては、監督更迭を謳うほどである。その賛否についてはここでは触れないものの、自分なりに現代表を取り纏めてみます。
先ずアジアカップの代表は、オシム監督の目指していた代表の姿だったのか?ということ。
先発メンバーを見ると、それは一目瞭然だろう。ジーコが監督だった頃と比較してみると、選手の屋台骨であるトップの高原、司令塔の中村俊輔、守りの要である中澤と川口らは、すったもんだがあったものの同杯では不動の地位であった。言うなれば、改良版ジーコジャパンである。
オシム監督の目指す「走るサッカー」を構築するためにメンバー構成をしていったはずが、結果としてこのようになってしまったのは、監督として本意だったのか不本意であったのか定かでないものの、現状としてそれだけ人材が不足しているということだ。
これはかなり深刻な問題である。
Jリーグが発足して早15年。選手の育成制度が整い、技量のある選手を生み出しつつも、かのゴールデンエイジ(小野や高原、中村俊輔ら)に追いつき、追い越す存在が現れていない。
と言うのも、ジーコ監督の頃に世代交代があまり行われてこなかったツケがここに来て出てきている。代表を担うべき中核の年代(22~26才)の国際経験があまりに乏しい。代表として試合に出られなかったため、所属チームがアジアチャンピオンズリーグに出るなどしなければ、決して体験できるものではない。たとえその舞台に立てたとしても、「代表」の試合ではないのである。
そういう駒不足の状況『だからこそ』、オシムが監督に選ばれたはずである。(少なくとも私はそう思う)
しかしながら、期待された成績を残せなかったのは残念だったし、現代表の形態が改良版ジーコジャパンになってしまったことも悔やまれる。