経済観念のない人とはさよならを

『入るをはかって出づるを制す』…収入の範囲内に支出を抑える

カードが人を貧乏にします

『「貧」という字を見てもわかるように、貝(お金のことです)を気前よくパッパと分けあたえると貧乏をするのです。』

百万円があなたの思想を変える

『たとえ最低の単位であっても、百万円という一塊りになったお金を貯めたということは、さまざまの誘惑や障害を排除し克服して目標を達成するだけの意志を鍛え上げることに成功したということです。大切なのはむろん意志の問題でしょう。』

貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両

『でも素寒貧の時に考えることと、懐中に百万円あって考えることは同じではありません。それが一千万円になったら、考え方はもっと変わるし、一億円になり、十億円になると、もっともっと変わります。なぜならば、持っているお金で買えるものがいままでとまるで違うし、やれることもまるで違ってしまうからです。』

『私が「貯蓄十両、儲け百両」と言ったのは、貯蓄とお金儲けとではお金のふえるスピードに格段の相違があるからです。』

『株の諺に「見切り千両」という言葉がありますが、損を見切るだけの勇気がなければもっと大損をするのは決して珍しいことではありません。見切りのできない優柔不断人はお金儲けの名手になれないと昔から言われています。』

お金儲けにも法則があります

『うまくその法則通りに動いた人はお金と縁のある存在になることができます。そうした観点から見ると、人の動きにも流れがあるように、お金にも流れがあって、その流れをうまく見つけ出して、その流れに乗って事業を展開した人がお金をふやしたり、お金を儲けたりするのです。

まずお金の入る大きな器になれ

『結局、持ちつけないものを持ってもロクな目にはあわないということです。お金持ちになろうと思えば、財産三分法がどうだと議論する前に、お金が寄ってくるような大きな器になっていることが大切です。小さな器では、せっかく集まってきたお金もすぐに器から溢れて、流れ落ちてどこかに消えてしまいます。