堀内誠一 旅と絵本とデザインと @世田谷文学館 | さるすべり日記

堀内誠一 旅と絵本とデザインと @世田谷文学館

昨日は 芦花公園駅から程近い世田谷文学館にいってきました

わたしはこの文学館が大好きで 昔からよく通っています

いつもは自転車で行くのですが あまりに暑かったので車で行きました

文学館の地下に駐車場があって 夏は車内も暑くならないし大変便利です


さて 今回のお目当ては 企画展です

わたしにとっては絵本「ぐるんぱのようちえん」の堀内誠一さんの

多彩な制作活動が一挙に展示されていました

しかし 堀内誠一さんはぐるんぱだけではありませんでした

こんなことも あんなことも と 目からうろこが落ちるようでした

堀内さんが晩年に取り組まれていた雑誌の業績は

現在においても真新しく輝いています

また ボロボロになるまで読んだ 「ぐるんぱのようちえん」の原画も

数枚でしたが大変懐かしく その保存状態のすばらしさに感動してしまいました

堀内さんが幼い頃のお絵かきも きちんとスクラップブックに貼ってあって

ご両親の愛情を感じることが出来ました

しかも 幼稚園生ごろだというのに そのお絵かきの内容にも驚かされました

トークイベントもあるので また再訪できればと思っています


http://www.setabun.or.jp/exhibition/horiuchi/

 


さるすべり日記
  

1932年 東京・向島に生まれる。父は図案家で、幼少期より多くの絵本やポスター、映画に親しむ。
1947年 14歳で新宿伊勢丹百貨店宣伝課に入社。ウィンドウディスプレイや催事デザインを手がける。
1957年 アド・センター設立に参加。
1958年 最初の絵本『くろうまブランキー』(伊東三郎訳、福音館書店)を出版。
1959年 『週刊平凡』(平凡出版・現マガジンハウス)創刊。
アド・センター企画「ウィークリー・ファッション」のアート・ディレクションを担当。
1960年 はじめてのヨーロッパ旅行。約半年に渡り各地を巡り歩く。
1964年 『平凡パンチ』(平凡出版)創刊。「パンチ・メンズモード」ページのアート・ディレクションを担当。
1965年 『ぐるんぱのようちえん』(西内ミナミ作、福音館書店)出版。
1968年 『血と薔薇』(責任編集、天声出版)創刊。アート・ディレクションとロゴデザインを担当。
1969年 アド・センターを退社し、フリーランスとなる。
1970年 『アンアン』(平凡出版)創刊。アート・ディレクションとロゴデザインを担当。
1974年 ~1981年 家族とともにパリ郊外アントニーに移住。
多くの絵本やエッセイを発表する傍ら、パリを拠点に各地を旅した。
1980年 『ブルータス』(平凡出版)創刊。アート・ディレクションとロゴデザインを担当。
1987年 下咽頭癌のため死去。享年54歳。