毎日書道展 二 (昼からビール)
きのうは お休みをとって 毎日書道展にいってきました
展示数が膨大で 1ヶ月の展示期間中 何度も展示替えがあり
一部をのぞき 毎週別の入選者たちの作品がならびます
今週は 私の作品が展示されるので
何度か会場に足を運ぶことになりそうです
それにしても ネットやメールの力は大きいなぁとおもいました
久しぶりに会うおともだちが会場に来てくれて うれしかったです
昼からアルコールで乾杯して
ゆるゆるした午後を過ごせました
ちょっとした 同窓会のようになりました
展覧会があるときは なるべく知人に声をかけて
へたっぴな作品でも観に来てもらえるようお願いしています
会場に展示してある他の方の作品も見ていただきたいのと
書道の魅力について 私なりのことばで 説明できる貴重な機会だからです
普段 先生から教わったり 自分なりに勉強していることを
あまり書道になじみがない方に話すというのは
けっこう難しいのです
また 知人の質問に答えられないときや あいまいな説明をしてしまうことがあります
でも そんな恥ずかしい思いをしながら 私も勉強していきます
つたない説明でも いくつかの展覧会に来てくださるうちに
理解が深まってゆき 徐々に書道の魅力も感じてくださるようになるのです
書道は はじめはとっつきにくいので
手書きが廃れてきた現代においては その必然性を失いつつあり
どうしても 目立ったことや斬新なアイデアに頼りがちです
でもそういうやり方では 本当に私が感じている書道のおもしろさが
伝わらないのです
書を鑑賞するときに 好き勝手に感じるままに観ればいい と
おっしゃる方もいらっしゃいますが
野球だって ルールを知れば なぜこの場面でバントなのか など
考えることもでき 理解が深まれば面白さの幅も広く豊かになります
会場で売られている道具や書籍を手に取りながら
作品を作る過程を説明することで 十分興味をそそられる内容なのです
私が公募展などに出品する理由は 半分くらいはそんなところにあります
書道の愉しさを 私の周りの人たちにひろく共感していただく
とてもいい機会だとおもっています
それと いつもえらそうに お稽古だから と言って
たのしそうなお誘いを断ったりして不義理を重ねているお友達に
日ごろのお詫びと感謝の気持ちを伝えたいということもあります
昨日来てくれたおともだちが 来週入院して手術するそうなので
土曜日あたり お見舞いにいきたいとおもっています
こういうときはお稽古はあとまわしです
どんな手術でも 麻酔して手術するのは たいへんなことです
色々と不安な気持ちがあるのだと思いますが
少しでもやわらいだ気分になってくれたらいいな