うろこ雲は秋の空
ようやく だいぶ体調はよくなり
なんとか本格的に風邪をひかずにすみました
日曜日は オトンとオカンと姉・妹が遊びにきました
実家を出てから2年半 初めて両親を家に招いておもてなしすることができました
わたしは料理を作っては出すのでいっぱい いっぱい
写真を撮る余裕もなく あっというまの3時間でした
(かろうじて1枚だけ写真とってくれていたみたいで・・・)
でも みんな満足してくれたようで よかったぁ
すこし自信がついたので お友達も遊びに来てくれるといいな
そして 今更ながらテレビの横に放置してあったWiiをつなぎ
Wii Sports で 寝る前にうっすら汗かいて 肩こりも解消・・・
腱鞘炎にならないように 気をつけます
こんな調子で 徐々に先日読んだ『魔球』の衝撃から立ち直って
昨日はようやく読み直すことができました
(まだ読んでいない人は 以下反転にしておきますので飛ばしてくださいね)
はじめからページをめくりなおしているうちに
だんだん武志の優しさが色んなところににじみ出てきて
もちろんやり場のない悲しさは いっそう深くなったけど
最後の一球は 土壇場で 自分のためじゃなく
チームの勝利のために投げたんじゃないかとか
(なぜ あの場面で「魔球」を投げる必要があったのか
少なくともチームメイトのエラーで負けた方がプロ入りには有利なのに
北岡が取ったことのないボールを投げ本人の暴投という形で試合を終わらせた
でも それはチームの勝利のためであっても 結果的には
チームメイトは蚊帳の外という状況は変わらないわけで・・・ )
武志の生い立ちからくる異常とも思える性格の歪みも
本人の中では整合がとれていて迷いがなく
その生い立ちさえも自分で清算し
そういった潔癖さとか いつも全力で生きているところとか
しみじみ愛おしくなってきて 本当にこの本が好きになりました
残念ながら第30回江戸川乱歩賞を逃したそうですが その時の話は
マガジンハウスから『江戸川乱歩賞と日本のミステリー』(関口苑生)が
出ているようなので どこかで見かけたら読んでみようとおもいます
それにしてもここまで小説にどっぷり引き込まれたのは久しぶりでした
高校生のころなんて 他人を通して自分のことしか考えていなかった私
消し去りたい記憶が蘇ってきて これまた気持ちが沈んだり
2、3日ほど世界にはまって いろいろ逡巡してしまい
登場人物のことを思い出しては 涙がでたりしていましたが
(これまた 本を貸してくれた だんなは ぽかーん・笑)
そりゃあ もう 全力でこの本をよんだってことで・・・
すこし ゆるゆるした気分になりたくて きょうは
保坂さんの本をよみました
ああ いいなあ ほっとする・・・