『書かれた顔』 @渋谷・ユーロスペース | さるすべり日記

『書かれた顔』 @渋谷・ユーロスペース

昨日は仕事帰りに思いきって 渋谷・ユーロスペース  のレイトショーを観に行きました



『書かれた顔』  1995年 / 100分
脚本=ダニエル・シュミット / 撮影=レナート・ベルタ
出演=坂東玉三郎 武原はん 杉村春子 大野一雄
日本=スイス合作

歌舞伎界で当代一の人気を誇る女形 坂東玉三郎に迫る虚構的ドキュメンタリー

玉三郎の「鷺娘」「積恋雪関扉」などの舞台のほか 彼が年増の芸者に扮した劇「黄昏芸者情話」が挿入される

女優の杉村春子 日本舞踊の武原はんの談話 舞踏家の大野一雄の舞い

101歳になる現役最高齢の芸者・蔦清小松朝じの三味線も登場
トークショー:青山真治さん(映画監督)


映画をたくさん観ているお友達が、おすすめ!とメールをくれたので

いつもならコタツでぬくぬくしている時間ですが いってきました
夜は出歩かないし レイトショー初体験でちょっとどきどきしましたが

またまたちいさな胸は打ち震え 美しい映像にスクリーンの奥に引き込まれていくようでした

出演者は 恥ずかしながら 実際の舞台を見に行ったことがない人たちでした
トークショーで青山監督も絶賛していましたが カメラマンのすばらしさは素人の私にもわかりました
めがねにマスクという怪しい風貌で 映画に集中していたので
あとから友達もきていたのに まったく気づかず 気づかれずに帰りました
素敵な映画を紹介してくれてありがとう!!


青山監督のトークショーは ダニエルとの出会いから本作で助監督をするに至った経緯など
ご自身もおっしゃっていましたが 自分がいかに「優秀」な助監督であったか

また ダニエルとの思い出から その子供っぽさと 他人を愉しませるホスト役としてのサービス精神が

同居している不思議な人となりとかを 終始帽子を深くかぶって下を向いて ぼそぼそと話しているので

聞いているときはつまらなかったのですが 眠る前とか朝電車の中で色々思い出しているうちに
考えが変わってきて 最後まで聞けてよかった とおもうようになりました