「対談 荒木経惟×竹内誠~江戸の下町、東京の下町~」 | さるすべり日記

「対談 荒木経惟×竹内誠~江戸の下町、東京の下町~」

すっかり冬のビル街 ぐんぐんと寒くなって

コンクリートやアスファルトから 冷えがジンジンと伝わってくるので

じっと 立っていられなくなりました汗


今日は 江戸東京博物館に行ってきました

「荒木経惟 -東京人生-」  のイベント 「対談:荒木経惟×竹内誠~江戸の下町、東京の下町~」


江戸東京博物館には初めて行ったのですが まず
駅から近いのがいいですね

それに 思ったより広くてびっくり 立派なたてものです

対談は アラーキーさんと館長の竹内誠さんの掛け合いが

なんともいえず良かったです

竹内さんはアラーキーの7歳年上ですが

同じ上野高校出身ということで昔話に話が程よく盛り上がっていました


驚いたのは 会場の4割くらいがおじいちゃん おばあちゃんだったこと

ちゃんと 手に切抜きの新聞紙と手帳にペンと臨戦態勢です

おじいちゃんおばあちゃんは メモをとる習慣ができているのでしょうか

いつも書道の講義に出ても 紙とえんぴつ 感心してしまいます 見習わないと


いくら場所が両国だからって こんな感じのファン層だったかなーと

不思議だったのですが 対談が進むにつれて合点がいきました

まず 下町の昔の写真が懐かしさ満点

隣のおじいちゃんは 何度も頷いて目をハンカチでぬぐっていました


メディアでもあちこちで紹介されていたようです
でも そんな幅広い世代を まるっとすりっとごりっと取り込んでしまう魅力が

アラーキーさんの言葉や 声や まんまるのおなかに溢れていて

あっという間の90分でした!
もちろん 色恋の話も快調にとばし 途中から

おばあちゃんは あんぐりと口をあけてメモ取ってる様子はありませんでしたけど(笑)


個人的にはああいう人に憧れて あんな魅力で 書についての愛(笑)を

語り倒せればいいのですが 小娘が出来るような芸当じゃないですね

とても楽しい一日でした 展示は12月24日まで


本 買った本 『東京人生』 荒木経惟(バジリコ)