海水温熱、試してきました!

「海水温熱」という施術があると聞いて、行ってきました!
沖縄発祥の療法で、海水で蒸したタオルを使って足裏から頭の先まで全身を温めるというものです。

 

きっかけは、当院にCS60の施術を受けに通って頂いている男性のお客様からの一言。
「これやると、覚醒するよ!
サウナで「整う」みたいな感じかな?と思いながらも、むむ!と好奇心が沸いてきたのです。

 

実際に受けてみたら…

施術が始まって最初の数秒は「ふむ、温かいな~」くらいだったのですが、その直後に「ぐぁっ!」と声が出るほどの熱さ!
“温熱”って聞いていたので、まったりと温めるのかと思っていたら、なんと100℃に蒸されたタオルを体に押し当てるという激しいスタイル!
(そのタオルと肌の間には乾いたタオルが2枚ほど挟まれています。)

 

足裏から始まり、全身の背面と腹面をじっくりと温めて、60分。施術が終わる頃には全身の力が抜けてしまいます。
これが「覚醒」なのかは分からないけど、不思議な爽快感?を味わえました!

 

火傷はしない!

なんとも過激ですが、火傷にはなっていません。絶妙なタイミングでタオルを離すのでしょう。

聞いてみると、施術者さんの軍手をしている両手も当然熱いとのことで、火傷寸前の熱さを感じながらタイミングを見極めているそうです。職人技ですね。

 

当院でも温熱療法を行っていますが、ここまで過激な方法ではありません。
ただ、過激なほうが、スッキリ感が増すのかなぁ、それとも個人差の問題??

 

こんな本を読んでみた

このタイミングで、「HSPと分子シャペロン」という本(ブルーバックス)を知ることに。


HSP(ヒートショックプロテイン)は、分子シャペロンとも呼ぶらしく、熱などストレスを加えることで増えるタンパク質で、細胞を保護したりダメになった細胞を修復したりする働きがあるそうです。

さらに、免疫を活性化させたり、炎症を抑えたりする効果も!身体に良いことだらけですね。

 

アスリートへの実験では、42℃で30~40分温めるとパフォーマンスが向上するなんてデータもあるらしい。さらには、がん治療にも! HSP、すごい‼

 

他の温熱療法

かなり昔、「三井式温熱療法」というのを受けたことがありました。


小さなアイロンみたいな器具で身体を部分的に温めるものなのですが、これも「アチっ!」って感じるまで当て続ける方法。ここも科学的な機序の説明は無かったように思いますが、このHSPの話を知った今ならなるほど、どちらも間違いない!と言えます。

そういえば、テルミーとかもありますね。こちらは特殊な線香の熱。

 

沖縄の海水

しかし、42℃で効果があるなら、悲鳴を上げるほど熱くしなくても、42℃のお風呂にゆっくり入ればいいんじゃないかって思ったりしますが・・・ 

                           この療法では100℃近くにもなっています。やはりヒートショックというだけあって高温なショックがより効果があるのかも。 そのうえ沖縄の綺麗な海水を使い、それがミネラル豊富で開放的なエネルギーを感じさせるような不思議なパワーを醸し出しているのかもしれませんねぇ。(沖縄、行ったことないけど‼)

 

2回目の挑戦

というわけで、今回、2回目の海水温熱を受けてきたわけです。1回目より心の準備は出来ていたつもりでしたが、やっぱり熱い!                        健康には間違いなく良いと思いますが、「覚醒」には至らず!

さて、3回目、試してみるべきか。