【膵癌告知から1年経って思う事】
 昨年の11月6日に余命宣告3-6ヶ月を言われた。特に3ヶ月という数字は正直ピンとこなかった。とは言え、残りの人生はあとわずかしかないということだけは理解した。

 前にも書いたがカウントダウンはあまりにも寂しいので生きる目標はカウントアップとし、来年の65歳誕生日=約500日を現実的な目標と定めた。幸いアブゲムが良く効いたので現在の膵癌は告知日時点より小さくなっているし、肝転移も画像上からは消えている。しかし耐性がつき既に1stラインを突破されているので2ndラインのオニバイドに期待!

 一方のQOLは歩くのがやや不自由になるくらい末梢神経がやられてしまった。アブゲムの薬量調整が上手くいかなかった事が少々残念。幸いなことにオニバイドに変更後は少しずつではあるが実感として良くなってきている。

 総括すると、「この1年間は抗がん剤からのプレゼントであり感謝したい。」

◆出来た事
・1年間生きられた事。次は65歳の誕生日を目標に。
・お墓参りを済ませた事。鹿児島2ヶ所と京都。
・大学時代の魚釣会メンバーとの会食。
・元上司ご夫妻との会食。
・グルメの購入、お取り寄せ、近江牛等
・高校同級生へのメールマガジン発行とブログ発行。家族はブログの存在を知らない。
・有休をほぼ使い切ったけど休職せず。タイミング良いテレワークに救われた。技術伝承の仕上げを実行中。40歳若い後輩へのMatlab/Simulinkモデル伝達。

◆出来なかった事(コロナ禍含む)
・全県制覇の旅(残り4県ほど)
・高校のクラス会①関東在住組、②岩手在住組
・船上での釣りとビール、ボート免許の更新

 もし自分一人だったら、この1年間を有意義に過ごすことは出来なかったと思う。家族、セカンドオピニオンとしての兄貴、鹿児島の従姉妹、高校時代の友人達、大学時代のサークル仲間、元上司夫妻、会社の上司や同僚に感謝します。またブログを通じ貴重な情報を得ることができ、本当に感謝しています!

 来年の今頃も1年間を振り返ることが出来ると良いなぁ〜🥰