最近観た映画『平場の月』。



これがもう、めちゃくちゃ良かった。



50代がハマると何かで見て
ふーんそうなの?と思いながら
その日の上映作品の中から
消去法で決めた映画



でしたが、



どハマり
しました。



映画を観て久しぶりに
涙がこぼれた。

ぐすん




薬師丸ひろ子さんが歌う曲
「メイン・テーマ」

あーいって
よーく
わからなーいけど♪


これをリアルタイムで知ってる世代に
ぜひおすすめしたい映画です

観て何日も経つのに
この曲が脳内リフレイン状態



以下、ネタバレというほどではないですが
観に行く予定の方は薄目でさーーっと
スクロールしてくださいね。





エンドロールの星野源さんの曲も
とてもよかったけど
もしエンドロールにも「メイン・テーマ」が
使われていたら…
涙腺崩壊していたかもしれません。


何かすごいことが起こる映画ではなくて
でもすごく切なくて懐かしくて
愛おしい。


50年以上生きてきて
いろいろあったなー

そしてこの年代になったらこそ
わかることがあるし
諦めることもあるし
先のことも考える。

だから「時間」というものを
意識して生きていく。

そんな気持ちでうんうんと頷くシーンが
多かったです。

なので例えば20代の子が観ても
琴線に触れることはないでしょう。断言。

そういう意味では年代が限られてくる
映画なんだろうな。



井川遥さんはふんわりした印象しかなかったから、スクリーン見て驚いた。
肝が据わった役ですが、実際にもそんな雰囲気になったのかも。
顔は鈴木京香さんに似てきたような?


堺雅人さんは、本当に演技が上手い役者さんだなあと改めて思いました。
セリフなくても表情とか仕草で喜怒哀楽を伝えるのが仕事とはいえ、不自然さが全くなくて。
まるで、実在する人物のようでした。


同年代の他の役者さん達もみなさんいい味出していて、観ている私もその場に入り込んだような気分に。
大森南朋さんが特に良かったです。
居酒屋でサーフィンの話をする時のくだりが好き。

成田凌さんは、過去にかっこ悪い男だったという役柄を上手く演じてたなあ。

そして塩見三省さんの存在感。
素晴らしかったです。




ラストシーンがね、泣けるのよ。




30社以上から映画化のオファーがあったそうです。
原作を読んでみたくなりました。


機会があれば、ぜひにっこり