ドライブがてら新しいカフェを
開拓するのが好きですほんわか


最近観光地として人気が出てきた
自然豊かなエリアに、新しいカフェが
できたことをインスタで知る。



ここいい感じ!イエローハート
行ってみたいー!目がハート



そう思って住所を見ると、


あれ、この住所…
見覚えあるよ。


亡き祖母宅の近くのような?





Google マップを開いてみると

めっちゃ近い!!驚き
徒歩数分の距離。




古い民家ばかりのあの一帯に
おしゃれカフェができたんや…
時の流れを感じるわー








初孫だった私は
おばあちゃん子うさぎのぬいぐるみおばあちゃんでした。


花が大好きで年中絶やさなかった祖母。

遊びに行く度、玄関前のプランターには
見事に手入れされた季節の花が
咲き誇っていました。

ぽってりフラワーグリーンハート花ぽってりフラワーグリーンハート花ぽってりフラワーグリーンハート花






急に、今は空き家になっている
祖母宅が気になり

向かいにある建物に合わせて
ストリートビューで
ぐるっと回りを見てみると




スマホ驚き気づき


真正面に祖母宅が現れました!!




幼い頃から数えきれないほど行ったその家は
主を亡くしてひっそり
そこに在りました。



ストリートビューで見た玄関先に並んだ
ボロボロに朽ちたプランターには

生命力の強そうな雑草が不規則に生え
そのだけがやたら映えていました。




そのプランターを見たとたん
祖母がそこにいたのは
遠い過去のことだと
思い知らされたようで


切ない気持ちが押し寄せてきて
祖母に会いたくなりました。

ぐすん




幼いニクを見て
「この子は絶対男前になる!」と
何度も何度も言ってくれた祖母。

でもニクちゃんが大きくなる頃には
私はもういないのよねぇ…おばあちゃん

寂しそうに話していたのを
思い出します。





祖父は戦地で帰らぬ人になりました。
まだ20代でした。


亡くなったという知らせが届き
同じくまだ20代だった祖母に
渡された箱に入っていたのは


石ころひとつ。




未亡人になった後
ものすごい苦労をして
働きながら子育てしてきた祖母は

一人娘である母が嫁いでから
大病で入院したこともありましたが
それを乗り越え、ずっと一人暮らし。



私たち孫が遊びに行くといつも
テーブルの上に隙間がないくらい並べた
お菓子やジュースや果物で大歓迎
冷凍庫にはアイス選び放題!
お土産もたくさん持たせてくれました。


いつももらうばかりで
してもらうばかりで

もっとおばあちゃん孝行すれば
よかったなぁと後悔しています。





年を取ってからは車酔いがひどく
遠出はしないと決めていた祖母が

それでも唯一
母の手を借りず自分1人で
タクシーで1時間以上かけて
向かっていたのは

年に一度開かれる
戦没者追悼式でした。





祖母は90代で旅立ちました。


天国に着いた時、きっと
出迎えてくれたでしょう。


20代の祖父が
70年ぶりに。

おばあちゃんピンクハートお父さん




昨日は終戦記念日でしたね。