北海道旅行6日目の
続きです。





車内で爆睡してしまった私。



気づくとすっかり夜になっていて
車は間もなく札幌の中心部に
入ろうとしていました。





あれ?

なんだか身体がだるくて重い…絶望
胃の調子もおかしいガーン



体調悪くなったことをこの時
はっきり言えばよかったのですが

彼がこの後のお肉楽しみにしている
ステーキチュー音符と思うと

言えませんでした。






寝起きでぼーっとしている私を見た
ソイさんが



どうする?キョロキョロ行く?


うんにっこりと言ってしまいます。





ほどなく駅が見えてきたので
駐車場を探して車を停めました。

歩いていくうちに
どんどん体調が悪くなってきます。

でももう今さら
引き返すこともできず…




駅に着いた頃にはさらに悪化絶望
お肉は絶対に無理モード

会話するのもしんどくて
昼間とは別人状態に。




レストランフロアの写真を前に


どのお店にする?キョロキョロ


うーん…

なんかちょっと…体調が
おかしくなったみたいほんわかガーン


ようやく言えた。
 


あれだけぐーぐー寝てたら
おかしくもなるよ!えー

疲れからか、ソイさんの口から
優しい言葉が出てこない。




胃腸に優しいお店ないかなぁ魂
何だったら食べられるかなぁうずまき
でもお肉って決めてたしなぁ魂
やはり彼のためにお肉かなぁうずまき



いろんな思いが頭の中で

ぐるぐるぐる




そばで待ってるソイさんの顔が
ちょっと険しくなってるのに
気づいていたから

よけいに焦る驚きガーン





どうしたいん?えーピリピリ

んー…ガーン



つぐみんは何食べたい?えーピリピリ



ここでようやく出た言葉が



…お米…おにぎり食べたいぐすん





ソイさんにしてみれば

長距離運転で疲れているのに
私がお肉いいね!ほんわかと言ったから
わざわざ連れて来たのに


つい数時間前まで
北海道最後の夜を楽しもうと
お肉ルンルンお肉ルンルンと話していたのに


駅ビルに着いたら
つぐみん無口になってるし




優柔不断さを炸裂させた挙句に
 

おにぎりおにぎり?!ガーン




それまでずっと我慢してきたであろう
ソイさんが



ついに



もう帰ろう!!



こわーい顔してプンプン回れ右して
先に歩きはじめました。




後ろをとぼとぼ歩く私を
振り返ることすらしない。




おいてけぼりになるまいと
小走りしていると


悲しい気持ちが

ぶわっ泣泣泣





車ダッシュダッシュダッシュ



ホテルに帰ってからも彼は
ベッドに寝転んで私に背を向け
ずーっとテレビを見ていました。


話しかけるなオーラがすごかった。



イライラMAXピリピリだけど
それを私にぶつけてはならないと
必死で怒りを鎮めようとしていたんだと
思います。
 



私は、
胃薬を飲んで
テレビの音しか聞こえない部屋で
明日のチェックアウトに備えて
荷づくりをはじめました。






連日たくさん写真を撮っていたのに
この日は夕方以降の写真が
1枚もありません。


そして先月のことなのに
この日の晩ごはんをどうしたのか
さっぱり思い出せません。


帯広で買ったパンを夕方車内で
かじったことしか思い出せないから
きっとそれ以降何も食べなかったんだと
思います。




お付き合い3年目にして
こんなに怒った彼を初めて見たし
こんなにも空気が重くなったのも

初めてでした。





明日は7日目

北海道旅行最終日です。




どうか明日には体調が回復して
ソイさんと仲良く楽しく
過ごせますようにぐすん




祈るような気持ちで
眠りにつきました。






つづく…




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