私がスイーツ好きだということを
彼に十分刷り込んでいたからか
まずはおやつを与えないとねー
そう言って
シャトレーゼに立ち寄った。
そういえば、椎名くん、
ここのプリンが好きだと言ってたっけ。
迷わずプリンを2つカゴに入れた椎名くんの
背後から
自分で払うから私これ食べたい
そう言って、
苺クリームあんみつをカゴに入れた。
椎名くんには言いたいことが言える。
どこか公園に行こうかという話にもなったけど、時すでに夕方。
髪の毛触ってもいい?
いやです。
ベタベタされそうだったので即刻拒絶したら
シュン…となってて、
かわいそうになったから←私のだめなところ
昨日美容院でトリートメントしてもらって
ツルツルになってるから、
髪だけなら触ってもいいよ
椎名くんの手が
おそるおそる伸びてきて
頭に沿って髪をすーっと撫でた。
それだけ。
量販店の駐車場の隅っこに車を停めて
車内でおやつタイム。
いいよと言う椎名くんに無理矢理300円を渡す。
プリンを食べ始めた椎名くんが
あ!「ひと口食べる?」って言うの
また忘れてた!
以前私が言ったことを覚えてくれている。
こういうの、嬉しい。
食べかけでいいから
味見させてー
いいよー
カラメルのところまですくって
食べてみて
🍮
まだスプーンが入ってない所を
垂直にすくって頂いた。
昔ながらのちょい硬めのプリンやー
それをじーっと見ていた椎名くんが
ほんっとうに
スイーツ好きなんだねー
しみじみそう言った。
スイーツ食べてる時の私は
満面の笑みらしい。
自分で見たことないから知らんけど。
よく言われるー笑
あんみつは独り占めして堪能した。
俺の友達もアプリやってるんやけど
風呂入ってる?と聞きたくなるような
女性としかマッチングしなくて
嫌になって退会したんだって。
何それ?そんな女性いるの?
いるいるー
引きこもってゲームしかしてませんとか、
そんな女の人もいっぱいいるよ!
まじか…
でも俺は、こんなかわいい人と
出会えたからねー
アプリで知り合ったの2年前だよね。
よく言うわ
いいなと思ったら積極的に行く性格。
付き合った人数も多いんだろうな。
それを言うと
うーん、今まで独身だからねー
それなりにねー
否定はしなかった。
つづく。