ネタはあるのに時間がなくて
ブログが追いついていません!
さて、続きです。
突然、拝むようなポーズで
ハグさせて!
こんなことを言われたら
みなさんならどうしますか?
私は…
言いたいことがそこそこ言えるレベルで椎名くんに馴染んでいたので
えーー?!
それ、ダメでしょー!
付き合ってもいないのに。
私は椎名くんを信頼してるから
家に来てもらったんだよ!
そうはっきり申し上げました。
もちろん、家に上げた時点で、そしてさらに晩ごはんの時間までをも一緒に過ごした時点で私にも非はありますが。
俺たち合うと思うんだよね。
つぐみさんの声を聞いていたら落ち着く。
つぐみさんの話し方も好き。
確かに一緒にいて楽だし
話しやすいからか、自分のこともたくさん話してしまったけど…
それとこれとは別!
信じてるんだからね!
テーブルを挟んで
向こうとこっちで
あーだこーだ話していると
椎名くんが立ち上がった。
そして私の横に来た。
え?なに??
という言葉が私の口から出る前に
私の座っている椅子のそばに
ひざまずいて、
ハグをしてきた。
ハグというか、私の胸の辺りに
顔をうずめていた。
ぎゅうっと。
完全なる不意打ち。
呆気に取られ、
どうしたものかと考えながら
椎名くんの背中に手を置いて
子どもにするみたいに
軽くぽんぽんとした。
嫌だとは思わないけど
嬉しいとも思えない。
少し前に元カノの話をした椎名くんが
元カノは、甘えるのが好きな人だったと言っていた。
元カノさんは、『彼女が甘えて彼氏はそれを受け止めるもの』という考えの人で、価値観の違いから別れたそうだ。
俺かなり頑張ったんだけど、ダメだった。
だって、俺が甘えたいんだもん。
甘えたいような人にも
簡単に手を出すような人にも見えず
むしろそういうことに関心がなさそうな
そんなふうに映っていたので意外だった。
そうか、この顔をうずめるハグは
確かに甘えてるよなー
私って見る目がないなぁ…
椎名くんの背中をぽんぽんしながら
冷静にそんなことを考える余裕すらあった。
つづく。