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クラックステーブルのブログ

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日高の生産者の方々にとって一番の大イベントと言っても過言ではないサマーセール。今年もいよいよセールが来週に迫ってきました!

 

競馬ファンなら誰でも聞いたことのあるセレクトセール・セレクションセールとは違って社台・ノーザンの煌びやかな血統馬は上場されず、値段も両セールと比べると格段に安くなる馬が多いですが、過去には年度代表馬のモーリス、今年の東京ダービー馬ヒガシウィルウィン、NHKマイルカップを制したマイネルホウオウなど、数々の活躍馬を送り出しています。また上場馬の多さも特徴で、今年は8月21日からの5日間に渡って開催され、約1300頭もの将来性豊かな若駒たちが上場されます。

 

クラックステーブルからも今年は26頭の1歳馬がスタンバイ、ということでこちらのブログでもしっかりと紹介しますので、最後までお読みいただけたら何よりですm(__)m

 

それでは、本日は初日上場馬4頭を紹介いたします!

 

8月21日 クラックステーブル上場予定馬 4頭

※上場番号83 ハマノローズマリーは欠場となりましたのでご了承ください

 

上場番号1番 サイキョウファスト28

牡・父ベーカバド・母の父Awesome Again・5月7日生まれ

なんと、クラックステーブルが今年のサマーセール初日のトップバッターとなりました!

本馬の父ベーカバドは馴染みがまだ薄いかもしれませんが、凱旋門賞馬シーザスターズなどを輩出したケープクロスを父に持ち、G1ニエル賞を優勝。その後の凱旋門賞、BCターフでも上位争いに加わる活躍を見せた名馬です。

 

ベーカバド自身は芝2400mを中心に活躍しましたが、ここまでデビューした産駒たちは芝・ダートを問わずマイルから短距離での活躍が目立ち、早い時期からスピードを武器に活躍するものもよく見受けられます。これは短距離馬だった祖父ケープクロス、その父グリーンデザートの影響が代を重ねて強く出ているのかもしれません。

 

また、ベーカバド産駒として現在南関東で8連勝中のゴッドフュージョンは、地方競馬に移籍する際にクラックステーブルで立て直した結果、その素質を大きく花開くことができました。本馬もスピード全開で早期からの活躍を大いに期待しています!

 

 

上場番号59 サクラピュアハート2016

めす・父レッドスパーダ・母の父サクラプレジデント・3月30日生まれ

タイキシャトルの後継種牡馬としてスタッドインしたレッドスパーダですが、今年の1歳世代が初年度産駒になります。結果的にG1に手が届かず、8歳まで現役生活を続けていたこともあって遅いスタッドインとなったためか、産駒数はそれほど多くはありませんが、初年度・2年目産駒ともに仔出しは良さそうと聞きますので、少ない産駒の中から活躍馬が出てきても何ら不思議はないと見ています。

 

本馬の祖母サクラスイートキスは5頭の中央勝ち馬を送り出す確実性の高い牝系。そして本日(8月14日)盛岡競馬場で行われた芝1000mの『ファーストステップ 2歳新馬戦』に出走したひとつ上の半姉、ピーベリー(父ビービーガルダン)が1番人気に応えて59.9の好タイムで4馬身差の圧勝!改めてこの血統のスピードを証明してくれました。

 

2歳戦に対応できるスピードがあれば中央・地方を問わず様々な舞台での活躍が期待できますので、本馬も同様に今後がますます楽しみです!

 

上場番号140 ヘイブンの28

めす・父アサクサキングス・母の父クロフネ・3月10日生まれ

主な勝ち鞍が菊花賞と阪神大賞典。そしてダービー2着、天皇賞(春)3着とステイヤー色の強い父のアサクサキングスですが、3歳時にはきさらぎ賞に勝ち、翌年には大阪杯で名牝ダイワスカーレット相手に差のない3着と、決してスピードが不足しているわけではありません。

 

現にこの1歳世代はそれまでの仔出しの良さに注目した社台ファームが13頭もの繁殖牝馬を花嫁として送り込んでおり、自己最高の62頭もの種付けを行った年の産駒たちです。

 

アサクサキングス自身は残念ながら昨年いっぱいで種牡馬を引退してしまいましたが、この世代から代表産駒が出る確率は非常に高いのではと考えています。

 

本馬の母、ヘイブンズギフトは地方で9勝でしたが、祖母アクロスザヘイブン、曾祖母タックスヘイブンはいずれも中央で活躍した社台ファーム生産馬ですので、血統的なバックボーンは社台グループの生産馬たちと比べてもまったく遜色ないと思うので、この先代表産駒の座を狙えるような成長を期待しています!

 

上場番号188 キャラット28

牡・父スマートファルコン・母の父フレンチデピュティ・4月27日生まれ

父のスマートファルコンは『砂のサイレンススズカ』と呼ばれ重賞19勝。ダートで圧倒的な強さを見せつけた名馬で、今年惜しまれつつ亡くなったゴールドアリュールの後継種牡馬として、今後ますます期待が寄せられています。

 

初年度産駒は3歳ですが、2勝を挙げて秋以降のさらなる活躍が期待されるゴールドドリームの半妹ペルランヴェールや、すでに古馬相手の1000万下で勝ち負けに加わっているリヴェルディなど、やはりダートでの活躍が圧倒的に目立っています。この先の産駒たちも同様に活躍の場はダートが中心でしょうし、比較的リーズナブルな種付料ということもあり、中央だけにとどまらず、地方競馬でも大物が出てくる可能性は大いにあると思います。

 

母キャラットは中央でダート1000mを勝っており、半兄のアイヴィーリーグもまた中央で3勝。母の父フレンチデピュティの影響を強く受け継いだボリュームある馬体に出た本馬はやはり『ダートでこそ』というタイプになるのではないでしょうか?父は1400mから2400mまでの重賞に勝っており、幅広い距離適性・コース適性を見せていることからも、産駒も同様に様々な舞台で活躍する確率は極めて高いはずです。

 

 

以上、初日の上場馬紹介でしたがいかがでしたでしょうか?
当日セリ場でも実馬をご覧の上、検討していただけたら何よりですので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m