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「ぐんぐん伸びる人」になるための要素はいくつかありますが、「すぐやる主義」もその1つです。例えば算数や数学の授業があって、新しい解き方を理解したとします。それを練習するための宿題を当日もしくは翌日にすれば、まだやり方を覚えているので時間もかからずストレスもかからず快適に終わらせることが出来ます。ところがこれを、「まだ覚えているから大丈夫」とか、「提出は来週だから大丈夫」だとかいって、翌週の授業の直前にやったりすると、「えーっと、どうやって解くんだっけ」となり、時間もストレスもかかって苦しむことになるわけです。その結果2~3倍の時間をかけてやり遂げたからといって頑張り屋の優秀な子とはいえませんし、また、多くの子は頑張り切れずに投げ出したり逃げ出したり誤魔化したりして、進歩のチャンスを逃します。ワタクシはこれを「あとから主義」と言っています。「あとから主義」は日常生活における様々なことを通じてでも、「すぐやる主義」にカイゼンしていくことが出来ます。例えばゴミ箱に投げたゴミが外れてしまった時も、机の端から本が落ちた時も、「あとから」ではなく「すぐ」に行動するよう常に心掛けていくのです。最初は面倒くさいと思うかもしれませんが、「10回やったら平気になる」「100回やったら習慣になる」です。若い時に繰り返したことは、良いことも悪いことも習慣化して体が覚えていきますので、良い習慣が身につくよう頑張ってみてください。
「すぐやる主義」が身についていくと、次はさらに上の段階へ進めます。例えば宿題を「すぐ」に片付けた場合は、次の授業までに余裕が出てきますので、宿題以上のことをすることにもつながります。宿題以上のことが出来る子はとても優秀な子になれます。大人の世界でも同じです。
「進歩する」ということは、「(良い方向へ)変化する」ということです。昨日と同じ自分ではなく、毎日ぐんぐん(良い方向へ)変化し、いつも新鮮な気持ちでいることが出来たら、それはきっと素晴らしいことでしょう。難しくなんかありませんよ。きっと出来るはずなんです。一緒に頑張りましょう。