8月の終わりに

原チャリ・ズーマー号での南房総ツーリング中に立ち寄った

館山市にある「渚の駅・たてやま」内の「渚の博物館」

ここの壁面イラストを描いた

市内在住の著名人は誰か分かるかな?てな問題を

前回のブログに載せたんだ

 

で、その答えは・・・・・「さかなクン」 でした!

昨年、「館山ふるさと大使」のさかなクンが

『渚の駅・たてやま』の名誉駅長に就任したことで

渚の博物館内に「さかなクンギャラリー」を開設したんだそう

 

ギャラリー内部(向かって右半分)の様子

パネルにはさかなクンが描いた魚のイラストが

ずらりと展示されてるんだ

さかなクンの魚類への知識と探究心が半端ないことは

みんな知ってるよね

さらにイラストレーターとしても秀でてるってことで

僕は以前からリスペクトしてたのさ

そんなさかなクンの作品が一堂に展示されてたんで

(撮影禁止のマークも出てなかったから)いっぱい撮っちゃった!

 

まずはコレ↑

愛する魚を徹底的に観察した

さかなクンならではの視点で描かれた

ハコフグの仲間を分かり易く解説した図

正面図でこれだけ違いが明確に分かるって

目からウロコ的な発想にビックリ!

普通の図鑑なら横から見た図で違いを説明するのに

これ、すごく分かり易くて勉強になったよ

ちなみにさかなクンのトレードマークの帽子は

左上の四角形=ハコフグがモデルです

 

そんなハコフグ(♂)の横からの姿

葉山の海でも普通に見かける可愛いヤツ

皮膚に毒があるけど身や内臓にはないから

丸焼きにして肝とあえて食べると超美味いよね

※焼いたハコフグが美味しいって記事はこちらから↓

https://ameblo.jp/craft-miu/entry-11943049602.html

 

イシガキフグは僕も大好きなフグ(ハリセンボン)の仲間

正面から見るとホントこんな感じにニッコリ笑って見えるんだ

葉山の海では残念ながら見たことない

館山辺りはいるみたい、伊豆諸島は普通にいるので

温帯域でも黒潮の影響が強い、より暖かい海に棲むんだろう

さかなクンは自宅の水槽でこれを飼っているらしい・・・って

以前、何かの番組で見たことあるよ

僕も飼ってみたいけど、50cmにもなる大型種だもの

我が家の45cm水槽じゃちょっと無理か(笑)

年パス持ってる新江ノ島水族館で見られるから

そこで我慢だなぁ

えのすいのイシガキフグ↑

 

カワハギとマダコ

これから冬にかけて

食べて美味しいカワハギもフグに近い仲間だね

そしてマダコ

さかなクンが魚に興味を持つきっかけになったのが

小学生の時に友達が描いたタコの絵だったらしい

 

サバ、カンパチ、サヨリなどは横から見た図と合わせて

前から見た図、上下から見た図などが描かれている

目を丸く可愛く描いているのは魚への愛情か

それとも見た人に魚の可愛らしさを伝えるための作戦か?

 

ヒラメ(左)とカレイ(右)のラフスケッチ

良く似た二種類のそれぞれの特徴と違いが

細かくびっしり描かれてるよ

さかなクンのイラストが

徹底した観察を基に成り立ってるのがよく分かるね

 

もともと秋田県・田沢湖の固有種だったクニマス

玉川温泉を源とする強酸性水(玉川毒水)が流れ込んだことで

絶滅したと思われてたのが

富士五湖の西湖でひそかに生き残っていたのを

2010年にさかなクンが発見したことで

世間に一気に認知されたのは有名なハナシだ

 

向かって左側のスペースでは

館山湾沖、東京湾口の深海「東京館山海底谷」の

特集コーナーが開設されてたよ

初めの大きなパネルに描かれたメガマウスザメは

昨年、館山湾に仕掛けられた定置網に掛かったことで

話題になったのは記憶に新しいところ

さかなクンが網の中に潜って一緒に泳いだと

興奮して話してたのがニュースでも流れてたね

 

ちょうど東京湾フェリー航路の南から

東京湾海底谷が始まるんだな

フェリーでわずか40分で横断できる海の中に

水深800mもの深海が広がっているなんて驚きだ

TV東京での深海生物捕獲の特番や日テレの「鉄腕ダッシュ」でも

取り上げられてるから知ってる人は多いかな?

 

奥のガラスケースには

さかなクンが描いた魚がデザインされた服や

TV出演時に身に着けてた白衣などが展示されてたよ

(マネキンの顔がさかなクン寄りになってんのがヤバいぞ)

 

また、先日亡くなられたさくらももこさんが

さかなクンへ贈った色紙も展示品の中に

あまりにタイムリーなんで撮っちゃった・・・

でも53歳って僕とホントに同世代だよ

どうりでちびまる子ちゃんの世界観に共感できるワケだ

早すぎる、残念・・・ご冥福をお祈りします

 

紹介したイラストは展示のほんの一部

他にもたくさんの作品や所蔵品が見られるから

興味のある人はドライブがてらに行ってみるといいよ

また「渚の駅・たてやま」内には

海を見ながら館山で獲れた新鮮な海の幸が食べられる

シーフードレストランもあるから

そこも要注目だね!