昨日、調布市文化会館「たづくり」で行われている
「新聞紙の動物アート 一ツ山チエ展」を見てきたよ(⌒▽⌒)
造形作家・一ツ山チエ氏の使う材料は新聞紙
これを細かく裂いて作った「こより」を幾重にも重ねて
ほぼ等身大の動物を制作してるんだって
そのルーツは
生まれ育った静岡県富士市が「紙の町」として栄えており
子どもの頃、山積みになった紙の廃材で遊んでいたことが
今の制作に繋がっているんだそう
世の中にありふれた新聞紙を素材にしようって発想が
まずエライよね(ノ゚ο゚)ノ
そしてそれを「こより」にするってのがいかにも女性らしいと思う
だって男だったらそのままベタベタ貼り付けて作りそうじゃん(笑)
本展覧会はたづくり1Fの一角にある展示室で行われてた
入場は無料、撮影も自由なのはマジありがたい
でも残念ながらスペースが狭いなぁ(;´Д`)ノ
「水辺の淵で夢を見る 動物たちのうたた寝」の副題のとおり
水辺の生き物代表格の
ほぼ等身大の「カバ」4体が展示の中心だ
大きな立体造形物の展示てなことだけを考えても
もう少しスペースにゆとりが欲しいところだ
一番入口近くのカバ↑
リアリティ半端ない!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
これが全て新聞紙を裂いて作った
「こより」で作られてるって信じられる?
壁面のガラスケースには
古い椅子や積まれた新聞紙の上に鎮座する
「猫」「犬」が計8匹展示されてたよ
もちろんこれらの姿も超リアル、今にも動き出しそうだぜ(*。◇。)ハッ!
こちらは制作途中のカバ
下半身が心材むき出しになっていて
どのように作られているかが解るようになっているんだ(°∀°)b
太くよじった新聞紙を束ねて大まかな造形を行い
その上から細く撚った「こより」を緻密に貼り付けてるんだね
一番奥のカバは水面から頭を出して大あくびしてる様子
口の中、奥歯の一本一本から舌、手前の牙も
全て新聞紙のこよりで造られてることに感心してしまう
しかも筋肉や皮膚の動きに合わせてこよりを貼り付けてるから
それによって生まれた線が
よりリアルさに拍車を掛かけてるんだろう、凄いなぁ(☆。☆)
壁面に立てかけられた梯子につかまるのは「ナマケモノ」
他にもナマケモノは大小合わせて全部で9体が
いろんなポーズで飾られてたけど
どれもちょっとヒトっぽくて気持ち悪いんだよね(´ε`;)ウーン…
特に入口脇にあった寝転がったナマケモノは
ヒトが仰向けに死んでるみたいでヤバかった(笑)
ってことで写真に撮ったのはこれだけでした
最奥のL字型のスペースでは
一ツ山氏本人による公開制作が行われてたぞ
7月7日~8月26日の会期中に作品を一つ造り上げよう
とでもしてんのかな?でもちょっと間に合いそうにない
周囲には大量の新聞紙が散乱して
富士市の地元にある廃工場を使ったというアトリエも
きっとこんななんだろうなぁ(;^_^A
そこで造られていたのは「ワニ」
前足を力なく投げ出してる様子がリアリティを感じさせるんだ
生き物を造形のモチーフにする場合
そのポーズのつけ方でリアルさがより増すってことが
今回の作品を見るとよく解るよね
だけど公開制作にこれだけのスペースを取るのは無駄遣いだよだったらもっと他の作品を見たかったなぁ!(´Д`;)
無料じゃなくても全然イイからもっと沢山の作品を展示してほしい
内容が素晴らしいだけに
いささかもったいない展覧会でした
ここからは蛇足(笑)
こちらは先日、僕が作った木工作品「鯨車」
船型の台車を押すと上のクジラ(モデルはコククジラ)が
前後に揺れ動くからくり玩具なのさv(。・ω・。)ィェィ♪
醸造免許取得と開店3か月と誕生日のお祝いにと
「イサナブルーイング・ブルワリー&ロースタリー」の
経営者にして店長で、元教え子くんのC君へプレゼントしたんだ
訪問前日に大急ぎで作ったもんで作品の写真撮るのを忘れてて
イサナに持ってった時に撮ったら店内照明のおかげで
全体的に黄色っぽく写っちゃった・・・
と思ってたらC君がイサナのinstagramに載せてくれて
マンモス嬉ぴー!(おっっと懐かしいのりぴー語、知ってる人いるかな?)
しかも自然光だから色もよくわかるし
多方向から撮ったのも載せてくれたから細かい造形もバッチリ
このまま今後の資料として活用できるよ(笑)
興味ある人はこちらから↓見てみてねー
https://www.instagram.com/isanabrewing/