春分の日、関東地方は雪マーク(^▽^;)

我が母校・多摩美術大学のある八王子市鑓水(やりみず)は

市内でもドカ雪になる率の高い場所。(;°皿°)

そんな日に卒業制作展の見学って

一体どうなることやら・・・

AM11:00に多摩美に着くともう辺りは真っ白

雪はどんどん降ってくるし

こりゃ帰りがヤバそうだぜ(;´Д`)ノ

 

最近新しくできたアートテークなる校舎で

なんと「選抜展」が行われてるって(ノ゚ο゚)ノ

ただでさえ力の入る卒業制作の中から

さらにハイレベルな作品が

ここに集められてるってことだよね(^ε^)♪

 

選抜展が行われてるアートテーク内のギャラリー

ここ、天井も高くてまるで美術館じゃん(*。◇。)ハッ!

僕らが学生の頃に図書館やゼミ室のあった建物が一新されて

こんな立派なギャラリーになってんだ・・・ビックリ(@_@)

ここに飾られるのが目標になって

これからの学生にもいい刺激になるかもね

 

選抜展の作品

これ、切り絵だって・・・ひぇぇぇ*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ

ガラスに黒い絵具で描いてるんだと思ってた

よく見ると黒紙を超繊細に切り抜いてるんだよ

 

手摺りの大きな木版画を厚板に貼り付けた作品

奥の虎モチーフの作品は一枚紙

手前のライオンは二枚の紙で刷ってある

それぞれ全紙ってやつを使ってるんだと思うけど

この大きさの手刷りってめちゃ大変だったろうなぁ( °д°)

 

「江ノ電風景図鑑」

完成度が高くて、このまま売っててもおかしくない逸品(+_+)

中の絵は全て手描きで描かれていて

制作者のいささかマニアックな江ノ電好きが伝わってくるね

欲しい人は絶対欲しくなるよなコレ(≧▽≦)

 

多色に染められた糸を使った作品o(^▽^)o

どこかの民族衣装の刺繍に用いられてそうな模様が美しいぜ

 

アニメーション作品を撮影するための

手作りの撮影台を覗き込むHITOMIさん

塩ビパイプや板材など身近な材料を組んで作ってるところに

注目してるようだね(°∀°)b

 

そんな塩ビパイプを高さ2mほどに

積み上げて作られたオブジェ(☆。☆)

金属製のそれみたいな光沢を放ってるけど

無塗装・印字もそのままのの塩ビ管だよ(ノ゚ο゚)ノ

それにしてもこれ、なにで接着したんだろ?

塩ビパイプ接着するのって結構大変なんだよね

大小のパイプを組んで

これだけきれいな直方体作ってるのもエライなあ

 

絵画東棟1Fの吹き抜け展示室

僕らの頃はここが唯一まともな展示スペースだったっけ

今回もその高さを利用した大作が展示されてたよv(^-^)v

 

絵画東棟の油画科のアトリエで見た

合板を有機的な形状に切って造られた

テーブルと椅子のセット(°∀°)b

今回、油画科の作品は残念ながら

あまりピピッと来るものがなく、これともう一点くらいだったかな?

でも僕らの頃に較べたら全然良かったよ

僕らの頃の油科ってホント酷かったもん(´_ゝ`)クッククク・・

あれでよく美大ですなんて言えたなー

ってな作品ばかりだった・・・(*v.v)。

 

これも作品?

これ、壁から床に描かれた絵なんだ

一見すると本物の延長コードみたいだけど

他にも数色のバージョンがあって

でも作品名も作者も書かれてなかったから

もしかして学生が遊びで描いたものなのかな?( ´艸`)

 

学食で昼飯後に一服の様子

今回は卒展見学初参加のとーちゃんことむつき氏と

前回の見学にも参加したHITOMIさんが同行(^∇^)

あと二人予定してたメンバーがいたんだけど

結局雪の予報にビビッてキャンセルだって・・・(`ε´)

ま、多摩美での雪の恐ろしさ知ってたら

尻込みするのはよく分かるよ(笑)

 

天井が高くてきれいで開放的な学食

僕らの頃は天井低くて

正直きれいじゃないし解放感もあまりなく

でも学食はいつでも学生の憩いの場なのは

卒業から30年近く経った今でも

変わらないんだろう:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

デザイン棟1Fで

留学生Tさんの台湾の実家で作る伝統的なお菓子を

コンセプトモデルにした作品に見入るHITOMIさん

たまたまTさんがその場にいて

作品についていろいろ聞かせてもらいながら見れたのは

ラッキーだったv(。・ω・。)ィェィ♪

今回、デザイン科の卒制作品を見て

あ、これいいなぁと思ったほとんどが

留学生の作品だったのがちょっとなぁ(´ε`;)ウーン…

 

「多摩美の坂」は今見るとホントに急だった!Σ(・ω・;|||

さらに雪が降り積もって上りも下りも過酷さを極めてたぜ

HITOMIさんなんか形が形だけにゴロゴロ転がり落ちて

巨大雪だるまになっちゃうよ ( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!

 

その坂を下ったところにある絵画北棟の1Fでは

毎回、版画科の展示がされてるんだ

僕が卒業してからできた版画科は

油画や日本画と同じくファインアート系の学科で

木版画、銅版画、石版画(リトグラフ)の3版種からなる

ちなみに以前は油画科(正確には絵画科油画専攻)の中の

一つの選択コースだったので

僕は油画卒であり、リトグラフ出身でもあるんだよ(´∀`)

そしてなぜか昔から

孔版画(シルクスクリーン)がないのが不思議

そこは多摩美の(悪しき)伝統なんだねきっと(*≧m≦*)ププッ

 

日本画科の展示の中で気に入った作品がコレ

高さが4mほどもある

石の集積をモチーフに形作られたジンベエザメの絵だo(^▽^)o

僕は弱いんだよ生きもの系がモチーフの作品に

足が止まるのはいつもその手のモノだったからε- (´ー`*)フッ

 

この日一番最後に見た工芸科の展示スペース

いずれの作品もアーティスティックで素晴らしかったけど

卒業したら広い作業場も道具もないし

作品の保管場所だってない

みんなどーすんだろ・・・って、まぁ余計な心配か(^▽^;)

 

久しぶりの多摩美の雪景色は感動だった

・・・なんてお気楽なこと言えるのも

懸念だった雪が止んで

何事もなく無事に帰って来れたから(笑)

それにしても多摩美の卒展は毎回楽しめるね

しかし急坂と階段の繰り返しはこの歳にはもう辛い

(体力の衰えをこういうところで実感するんだ)

エレベーターじゃなくて江ノ島にあるような

エスカレーターが欲しいぜよ ププ━(〃>З<)━ッッ!!!