二日目の朝は天気がイマイチだったので
宿から徒歩数分のビジターセンターへ見学に
11年ぶりのビジターセンターは増築でスペースが広がって
新しい展示物もずいぶん増えてたよ(^∇^)
まずは歴代おがさわら丸の模型から
初代おがさわら丸は27年前
初めてこの島に遊びに来た時に乗った3500t級の貨客船
客室で寝ているとギギギギギという
うねりで船体のねじれる音が聴こえてくる・・・という
とても怖い船だったな(´_ゝ`)クッククク・・
二代目おがさわら丸は島の先生時代に頻繁に乗った船
盆や正月の里帰りに、学校行事や船会社主催のツアー参加で
何度この船にお世話になったことか(;^_^A
見てのとおりスピード感に溢れたカッコいいデザイン
大きさも初代の倍ちかくの6500t級となった
外洋船としても優秀で、最高速度24ノット(1ノット=1.852km/h)
波高4m程度ならほとんど揺れを感じない乗り心地
でも客室は・・・特にピーク時の二等和室は
「奴隷船」などと揶揄される劣悪環境( ゚∀゚; )タラー
東京~父島間、片道約25時間半
足伸ばして眠れないなんてこともしばしばだったぜ!(´Д`;)
小笠原で見られる動物たちシリーズはよくある剥製ではなくて
なななんと実物大に精巧に作られたぬいぐるみだーっ!(ノ゚ο゚)ノ
こちらは聟島(むこじま)で繁殖しているコアホウドリ
アホウドリよりやや小さめで目の周りが黒っぽいのが特徴だね
天井から吊るされているのはオガサワラオオコウモリだ
夜になると
花の蜜や果実を食べに飛んでくるフルーツバットの仲間
もちろん特別天然記念物だけど
パパイヤやマンゴー等の果物農家にとっては
実はやっかいな相手なんだってヽ(;´Д`)ノ
小笠原ではおなじみのアオウミガメ(^∇^)
アオウミガメの研究や人工ふ化に取り組む海洋センターでは
島のイベントなどで仔亀の放流もしてるんだ
実はこのカメ、島の人にとってはなじみのタンパク源で
カメの刺し身と煮込みは島の名物料理にもなってるのさ( ´艸`)
カメたま(亀の卵)なんてのもあったっけ・・・(*≧m≦*)ププッ
日本でアオウミガメ食べてるのは小笠原くらい
もちろん資源保護もされていて
滅多やたらと獲っていいワケじゃなく
許可を受けた専門のカメ漁師さんだけが獲れるんだ
父島のカメ漁師さんは確か一人だけだったような・・・(*`▽´*)
東京から約500kmの洋上にポッカリ浮かぶ火山島・鳥島
現在その島でしか自然繁殖してないというアホウドリは
聟島にひな鳥を移して人が餌を与えて成長させ
ゆくゆくはこの島を第二の繁殖地にしようという試みが
10数年もの間、続けられているヽ(゚◇゚ )ノ
昨年はここから巣立った若鳥がつがいになって営巣し
子育てを始めたということで話題になってたなー(⌒▽⌒)
ビジターセンターを出るころには天気も回復し青空が見えてきたよ
ならば昼食は弁当買って
島の東側にある長崎展望台でのんびり食べようか
「ベントウ屋HITOSHI」は島で一番人気のお弁当屋さん
数種の日替わりメニューから「サワラの漬け丼」¥850をチョイス
いやはや屋外で何も気にせず弁当が食えるのはホント嬉しいね
葉山だと常にトンビの恐怖に怯えながらのそれだから・・・(;´Д`)
長崎展望台からの眺め
青い海は兄島(あにじま)瀬戸、その向こうに見えるのが兄島だ
瀬戸は潮の流れがとても速くて
時間によっては渓流のように波立つことも
兄島との間は狭い所で500m足らず、でも泳いで渡ろうとしたら
確実に死んじゃうから絶対にダメよ(((( ;°Д°))))
展望台から見た長崎と、その下の浜ワシントンビーチ
海中公園となっているエメラルドグリーンの海が素晴らしいね!
青が濃くなるにつれ深くなり、瀬戸の水深は50mくらいだと
聞いたことがあったなぁ(´0ノ`*)
兄島瀬戸の沖にある東島の近くで
ザトウクジラが連続ブリーチを始めたよ!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
15m近くある体を半分以上水面からジャンプさせ・・・Σ(゚∀゚ノ)ノ
背面反りのまま体を水面にたたきつける!
これがザトウクジラの決めの大技「ブリーチング」だ!(≧▽≦)
まるで水中で機雷が爆発したような巨大な水しぶきがド迫力!
これで仲間と連絡しあうとか寄生虫を落とす行為だとか色々な
説があるけれど
僕的には興奮を抑えられなくなったときにやっちゃう
「感情の爆発」だと思いたいε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
ザトウクジラは海が荒れ気味の時に
なぜかテンションが高くなるんだ
血が騒ぐのかねぇ?(*’艸3`):;*。 プッ
この日は西風が強くて海も荒れ荒れだったから
彼も興奮して何度も飛んじゃったに違いない!
って・・・でしょでしょ?v(´∀`*v)ピース