先日、逗子の文化プラザで行われた

「田嶋直士 尺八の世界 第23回湘南の春」を観賞してきた

普段、音楽にほとんど関心の無い僕が

何故、しかも邦楽の演奏会を聴きに行ったのか?

それは十数年前、新採の時に世話になったK先生が

この演奏会に尺八の奏者として参加していたから

K先生は理科の先生だったのだけど

定年退職18年後の今は尺八の先生として

三人のお弟子さんを育てているんだそう(・∀・)


尺八、琴、三味線の奏者全員で奏でられた

「新青柳」が一曲目

これは江戸時代に作られた曲で

邦楽らしいゆったりとしたメロディが眠気を誘うぜ(/ω\)

しかも24分もの長い時間じゃ尚更だ

あとからK先生に聞いたら

普段は半分くらいに短縮して演奏するのに

全部演奏してたら眠くなって当然だって(笑)



二曲目は

尺八のみで奏でられる「虚空」

ここで使われた尺八は

「二尺五寸五分超大管」という長~いもの

「新青柳」で使われてた普通サイズの尺八よりも深く響くような音で

曲の最後の余韻が素晴らしいね~(°∀°)b


三曲目は尺八・三絃(三味線)・箏(琴)による「高麗の春」

ここで注目したのが琴の奏者

お琴というと女性が奏でる楽器と思いきや

男性の奏者がいるじゃないか

しかもこの人、譜面をまったく見ないで演奏してるよ!

この頃になると眠気なんか吹っ飛んで

邦楽の美しい響きに聞き惚れちゃったよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


左が日本を代表する国際的尺八奏者の「田嶋直士」氏

そして右は田嶋直士氏の御子息 「田嶋謙一」氏
ちなみに田嶋謙一氏は邦楽のみならず

ジャズ、ポップス、フュージョンなどといった様々なジャンルの音楽に

尺八を取り入れた活動をしている若手のホープだそうだ(ノ゚ο゚)ノ



最後は現代的な「遥かなるアスガルトへ」

そして「ケンタウルスの矢」の二曲

奏者も椅子に腰かけ、洋装での演奏だ

僕的にはどちらかというと古典的な曲が心地よかったな

またこんな機会があったら

もう少し積極的に聴いてみるのも良いかもしれないね(^-^)/