三浦半島の桜めぐりをした午後は、仙元山ハイキングコースに葉山の山の山桜を愛でに出かけた。
実教寺から登り、最初の見晴らし台で風景を堪能。遠景に見える峯山の山桜も実に見事だ。
道端にはウラシマソウがあちこちに顔を出していた。ちょっと不気味なこの花は、三浦半島の山では桜と同じ頃によく見かける。花の先端から延びる細長い部分を、浦島太郎の持つ釣りざおに見立ててこの名前がついたのだとか。
立派な山桜の木が多い。いずれも花ははるか頭上の高いところに咲いていて、とてもじゃないが届かない。
・・・おっ、低いところに咲いてるのもあったぞ。緑の葉っぱに白い花…大島桜系の山桜だな。
こっちも白花の山桜。遠目に見たときに淡い緑に見えるのがこの花だろう。
これは淡い桜色の花びらに、中央が濃い桜色になっているのがわかるかな?
コース上で目にする多くが大島桜系の山桜だったが、とにかくその数が半端なく多い。しかも木によって花の色が微妙に違い、これらを遠目で見るとさまざまな色に見えるのだろう。
なんて思いながら向かいの峰を見ると、山桜で埋め尽くされてるじゃないか…木によって微妙な色合いや濃淡の違いがあって、そのハーモニーが本当に美しい。
しかもここだけじゃない、この季節は三浦半島の山々すべてがこんな感じに見えるんだ!すごいぞ三浦半島!!
仙元山の頂上から葉山の海を望む。海に映る光の加減がなんともいい感じに。
仙元山から延びる尾根に続く山桜。向こうの三ヶ岡山も桜で彩られている。
桜の枝にコゲラがいるのを見つけた。
しぐさがなんともかわいい鳥だ。枝の上にちょこん、きょろきょろ。この後彼方に飛び去って行った。
足元に咲いたスミレの花。家に咲いてるのよりも色が濃くてきれいだぞ、種類が違うのかなぁ?
芽吹いた新芽が太陽の光で透けてほのぼのと美しい。葉っぱの先で小っちゃい虫が日向ぼっこしてるよ(笑)
最後はお約束の葉山教会の桜で〆。ここしばらく桜の花をひたすら追いかけてたけれど、これにて終了。いやはや実に満足満足