こんにちは!

今日は馬場しんりの投稿です。


先日、東京都江戸川区にある

「春花園BONSAI美術館」に行ってきました。


こちらには春花園さんが丹精込めて作り上げている盆栽が、所狭しと1000点以上展示されています。

(入場料1000円)

美術品を所蔵している、というよりも、春花園という盆栽園の内部を公開している、という感じなので、園内に展示されている盆栽とか鉢とかその他は全て購入することができます。



こちらの盆栽は1000万円値引きして9000万円だそうですよ!😆


こちらは真柏。

この春花園さんには、真柏がたくさんあって、一度に様々な真柏を見ることができるので、もし盆栽の中でも特に真柏を見たい、という場合はおすすめです!

(もちろん他のもたくさんあります)




私は「真柏」が大好きなんです。


幹が白骨化した「シャリ」がキテレツにクネって、


ものすごい見応えなんですよー


「ん?この幹はどうネジれてるのかな??」と

ずーっと幹の流れを辿っていくと

本当に摩訶不思議にくねっていて

なんでこうなった💦とびっくりしてしまいます。

このくねりは人工的に作っているのではなく、自然のもので、


「山採り」と言って文字通り山からとってきたときにはすでにこの状態。


(こんなふうにして採るらしい💦)


(「真柏のすべて」という本からお借りしました)


過酷な自然環境の中、常に荒々しい風雨にさらされて育ってきた結果です。

それを鉢に入れて、「シャリ芸」という、シャリ(白いところです)の面白い造形をどう見せるか、

「水吸い」という、生きている茶色の幹の部分をどう見せるか、

全体の造形のために葉をどう形作るか、



縦横斜めどういう位置に鉢に入れるか鑑賞ポイントを決め、



そこからまた理想的なスタイルに育てていくんです。

前回来たときこの向きで展示されていた真柏が、



今回は位置が変わってこのようになっていました。

前と後ろが逆に置かれて?

よく見ないと同じ木とは気付かないかも。


この向きもカッコいいですね!



私は生きている方の盆栽は専門ではありませんが、

自然の中から木を見つけてくること、

どの向きに植えるか考えること、

枝を切り落としたり継いだり曲げたり様々なテクニックで形を整え

そこから欲しい位置に葉や枝を増やすよう向きや広がりを整えながら何年も育てていくことなど、

盆栽は自然そのままではなく、ものすごく作り込まれているものだということを目の当たりにしてため息が出ます。


それにしてた春花園さんの盆栽はほんとにかっこいい❣️


創作意欲が湧きまして😆


感動しながらも、

樹形や枝のつき方、木肌の色や質感、葉のつき方などなど


たっぷり研究させていただいてきました…


園内は外国人のお客さんがとても多く、価格を聞いたりもしていて

海外での盆栽への関心の高さが伺えましたよ。

皆さんもぜひ行ってみてくださいね!


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