先日、少し肌寒さを感じる朝に、子どもと一緒に大阪・舞洲へ魚釣りに出かけました。まだ夜が明けきらない早朝、澄んだ空気の中で準備を始める時間は、なんとも言えないワクワク感があります。釣り竿や仕掛けを車に積み込み、温かい飲み物を片手に海辺へ向かう道中から、すでに「今日はどんな魚が釣れるかな」と子どもも楽しそう。
舞洲は大阪湾沿いにあり、アクセスも良く、ファミリーで釣りを楽しむにはぴったりの場所です。少し風が冷たく感じましたが、その分空気が澄みきっていて、朝焼けに染まる海がとてもきれいでした。
釣りを始めてしばらくすると、竿先に反応が。最初にかかったのは小ぶりな鰯(イワシ)。その後も鮗(コノシロ)や鯖(サバ)などが次々と釣れ、予想以上の好調なスタート。子どもも夢中でリールを巻き上げ、「釣れた!」と満面の笑み。自分の手で魚を釣り上げた喜びは、やはり特別な体験ですね。
釣果は上々で、数時間のうちにクーラーボックスがいっぱいになるほど。寒さも忘れるほどの充実した時間を過ごしました。
帰宅後は、釣った魚を一緒に調理。子どもにも下処理の手伝いをしてもらいながら、「魚のウロコってこうやって取るんだよ」「骨の位置はここだよ」と、家庭でできる小さな食育の時間になりました。釣りを通して「命をいただくこと」や「自分で獲った魚を食べるありがたさ」を学べたのは、何よりの経験だったと思います。
晩ご飯には、竜田揚げにしていただきました!新鮮な魚はやはり格別で、子どもも「自分が釣った魚、美味しい!」と笑顔で箸を進めていました。釣りをして、調理して、食べるという一連の流れを体験することで、食べ物への感謝の気持ちがより深まったように感じます。
今回の舞洲での釣りは、単なるレジャーではなく、親子で自然に触れながら学ぶ貴重な一日となりました。これからの季節、少しずつ気温が下がり釣りには防寒対策が必要になりますが、秋から冬にかけても舞洲ではさまざまな魚が狙えるそうです。次回は天候がもう少し穏やかな日に、また子どもと一緒にチャレンジしたいと思います。
自然の中で過ごす時間は、親子の絆を深めるだけでなく、子どもの「知る」「感じる」「考える」力を育むきっかけにもなります。釣りを通じて得た体験が、きっと子どもの心に長く残ってくれることでしょう。

