昨日の 揺りかごを編み始めた理由 1 続きです。
GWから少し経って試作品が出来上がったのですが、サイズをどうして良いか分かりません。
何故かって、私の娘は41センチ2088グラムあったから(40週)
私の娘よりだいぶ早めに帰った天使ちゃんの大きさが分からない。
友達の助産師さんに妊娠中の赤ちゃんの大きさが書いてある表をメールに添付してもらったけど、数字だけじゃ分からない。
でも、その数字をあてにして私の勘で編んでみました。
(死産だけではなく、母体を守るためや赤ちゃんの重い病気のために早めに出産しないとならない赤ちゃんのため、だいたい21週~22週の大きさの赤ちゃんに合わせてみた。)
そして、暑い夏の日、助産師さんから連絡が来ました。
「明日、出産予定の方のために揺りかごを使いたい。使えそうな揺りかごあります?」と。
ドキドキしました。
あるにはあるけど、サイズの確認を助産師さんにはしてもらっていないし、私は可愛いと思うけど世の中的にどうなのかしら・・・。
とりあえず2枚あることを伝えました。
そして、着払いで送るか持ってきて欲しいと言われたので、急いで車で向かいました。
高速飛ばして(スピード違反はしてませんよ)
外来が終わったころ着きました。
とっても有名な病院なのに、すごい辺ぴな所にあって驚いた!
そして、友達と先輩助産師さんに揺りかごを見せました。
心配している私に対して「可愛い!!!」と言ってくれて安心したことを覚えています。
サイズも問題ないということで、こちらも安心しました。
だけど、明日出産する方のことを思うと複雑です。
あの圧倒的な悲しみと対峙しなくてはいけないんだ・・・。
でもでも、揺りかごの可愛さで数秒でも悲しみを横に置いておけたなら良いなぁと思っている私も居た。
数日後、悲しい知らせが届く。
私が帰った後、担当医に見せたところ「可愛いから妊婦さんに早く見せてあげて!」と言われて、出産前に見せたそうです。
妊婦さんも「可愛い」と言ってくださり、作っている人が赤ちゃんを亡くしていることを知ると、しみじみと「似たような経験をした人が作ってくれたんですね・・・」と言ってくださったそうです。
でも、いざ生まれてみたら
みたら・・・
先生や助産師さんたちの予想を上回る大きさの赤ちゃんで、私の揺りかごは小さくて使えなかった・・・。
悲しいお産の後にがっかりさせてしまった・・・。
使えると期待させておいて使えなかったという・・・。
申し訳なくて泣いた。
なぜもっとちゃんと作らなかったんだろう。
反省や後悔はもちろんあったのだけれども、私はこうも思った。
『あなたの力になりたいと思っている人がここに居ます。』という私のメッセージは伝わったはず!と。
図々しい、身勝手な思いかもしれないけど・・・。
で、私はこの失敗から立ち上がった。
こんな思いをさせてはいけない!
赤ちゃんを亡くした会のスタッフをしていたこともあった私は、久しぶりに代表に連絡を取り、代表の天使ちゃんの体重ベアーちゃんを見せてもらった。
やっぱり、私の揺りかごは小さかった・・・。
そして、友達の助産師さんの「大は小を兼ねる」という言葉を信じ、揺りかごを巨大化させていった。
次回に続く