りとる☆スターさんの安否 | cracking my ballsのブログ

りとる☆スターさんの安否


りとる☆スターさんの所在。


私の読者の「りとる☆スターさん」の安否が現時点(3月14日 深夜)で全く分からない。


当たり前だが、ハンドルネームだけで、しかも情報が寸断されている被災地域の特定人物を発見するこ


となど・・・・


人を逃がすこと、人を追跡するプロである私であるが、最高難度である。


いくら私でも不可能に近い。



私が現在、おこなっている「りとるさん」の安否確認作業を正直に語ろう。


・・・その手法を語れば本ブログの読者をやめようと言う人も出るだろうな・・・正直に書けば。



まぁ・・・緊急処置だ。許してほしい。


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ハンドルネーム「りとる☆スター」


私の読者・・・しょっちゅうメッセージで、私のブログの記事に感想を述べてくれている人だ。


同様の古い読者のPSLAMさんも、西麻布スカーレットさんも仲がいい人だ。



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はじめて知恵袋にりとるさんが出した質問にPSALMさんはまじめに答えていた。


私は無視。


二度めの質問に、優しいPSALMは、またまじめに回答。


私は、どこぞのビジネスコンテストで優勝したからと言って、本当のビジネスで通用するかどうかはわか


らんと痛烈な批判の回答。


当時カテゴリーマスターだった私の回答を契機に批判の回答が一気に噴出。


しかし、その後、私が本ブログを立ち上げると一番の読者に。


毎日のようにメッセをくれた。


恋のM&Aの記事では女性をモノ扱い!ですかと連日非難の嵐。


あんまりうるさいから・・・無視を決めた。


良い記事には、さすが!「うっとり」みたいな艶っぽいメッセ。



ありがとう・・・しか回答せず。



しかし・・・


3月10日・・・10:26分を最期に・・・私へのほめ言葉も「バカ!」の文句も・・・全くない。



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安否確認作業



ハンドルネームから、どうやって探しだす?・・・


しかも会ったこともない人物の心配してどーする?



りとるスター・・・誰だそれは?ピグの絵しか分からん。


たがが・・・読者・・・なぜそこまでする?



いろいろ考えた。



自分のブログの読者を・・・無事を祈っても・・あるいは祈る振りをしても・・・本気で探す奴などいない。



祈るのことはみんながしている。



それで良いじゃないか・・・



スタタン大学・・・架空の大学だ。



そこの生徒・・・スタタン大学の生徒の安全・・・心配して・・・どうする?



助けに行くのか?



瓦礫に埋まっていたら・・・



自問自答が続く。




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安否を・・・調べる気になったのは




贖罪の念だ。




前回記事を書いてもらったユダヤ人大富豪の見習いさんの前から、実は「りとるさん」とは記事を書いて


もらうと言うことで、3月6日からその記事のことでメールのやり取りをしていた。


何回かメールのやり取りをしている時だ。


以下は、私が世界のデザスターを調査する上で、重視している情報源の一つである米国のUSGS(地質


学研究所)のShakeMap Archive(地震データ)だ。



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3月9日の02:45:20から、日本の宮城沖の地震活動が急激に活発になった。


そこから何回も地震が起きている。


ご承知のように、宮城沖は99%起こるだろうと言われている最も確率の高い地域。


匂うな・・・明らかに活発になってきている。


と思った。


で東北に住んでいるのをすでに知っていた、りとるさんに地震に注意すること・・・及び避難経路や子供


たちの居場所や確保の仕方等々・・・メールで伝えておくか・・・と思った。


3月9日


アメーバのマイページを開けると、りとるさんからメッセージ。


09:35


10:43


19:35


3個もメールが・・・なんで3回も送ってくる!と思いながら内容を確認。


内容は依頼した記事の修正内容。で、もう一回修正してください!・・・二回目修正 ・・・やっぱ・・


crakingさんさらに修正・・・するー!と三回の修正依頼。


とのメール。




申し訳ない。本当に謝る。


正直言うと・・・この3つのメールで、地震の注意喚起のメールを・・・まぁ・・・いいか明日で・・・って私


打たなかった。


「修正について了解しました。」という内容だけ返した。


地震については一切触れず・・・1mmの差・・・触れるかどうか・・・迷った・・・


明日でいいか・・・


それを後々後悔することなどわかるよしもない。。この時点では。


3月11日  東北関東大地震発生。



りとるさんの安否を調べる動機・・・


「なんで地震に付いてふれなかったのか・・・・教えておきぁ・・・よかった・・・一人・・・いやいや・・・その


家族も含め・・・助けられたかもしれないのに・・・」


猛烈な呵責の気持ち・・・ごめんな・・・りとる・・・


私の持った「贖罪の念」とは以上だ。



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りとるさんの安否を知ることは、正直・・・私の贖罪作業だと思った。


生きてて欲しい。


後悔したくない。



申し訳ない。



緊急処置だ。プロの技術を使わせてもらった。



りとるさんの実名、会社名は簡単に割り出せた。


次に住所を割り出した。


既婚者であることはメッセージで知っていた。


子供をかわいがっていることも知っていた。


さらに申し訳ない・・・・


携帯の番号を割り出した。ドコモであることも分かった。


血液型は、B型。


旦那さんは農家を営んでいる。


携帯番号に電話したことはない。私の番号を知られたくないからだ。


別に・・・会うような意味もない。


今回・・・は、例外だ。・・・電話してみた。


「こちらは・・・NTTドコモです。おかけになった番号は・・・電源が入っていないか・・・電波の届かないと


ころ・・と


いういつものアナウンス。」


NTTの災害伝言ダイヤルを筆頭に・・・Web伝言ダイヤル・・・googleのヒューマンファインダー・・・


すべて聞いた。調べた。




名前は全くない。





素直に正式ルートからアプローチを試みる。


彼女の住んでいる地区と思しき・・市役所に百万回電話をかけたが・・・案の定回線はパンク状態。


いわき市の担当者を調べだしメールを送信。


昨日回答のメールが来た。


そのかたなら、いわきの内郷の避難所にいますよとの回答。


涙が出そうになって、聞いた避難所の連絡先に問い合わせする。


確かにいた。


同姓同名の人が。


しかし・・・71歳の方だった。



振り出しに戻る。



市役所の人にりとるさんのいた住所を説明。被災状況を確認。壊滅的状況ですとの答え。


被害状況は水没。


住んでいた住所は、海岸から約800M。津波の直撃を受け、何も残っていない。


いわき市の地域・・・ローカル放送のFMを確認。


安否情報の問い合わせと共に・・・聞き続けた。


リアルだ。


ラジオから現場の絵が浮かぶ。


死体安置所の場所・・・地区別の埋葬の仕方・・・DJは地元の今をありのままに語る。


いかに・・・被害が大きいか・・・改めて・・・人の埋葬の方法を地区別に普通に語るDJの語り口に言葉


が出ない。「〇〇地区の人は火葬場はここを使ってください。〇〇地区の安置所は〇〇公民館・・・」


現場の声・・・そのものだった。


何百人もの名前が読み上げられる。



 いわきFMのサイト


りとるさんの無事です。


との放送はない。



 いわき市の地域情報サイト


電気・ガス・水道・電話・買い物・ガソリン



その場所で・・・今・・・ライフラインがずたずたになっているのが手に取るようにわかる。




りとるさんの取引先を割り出した。




電話してみる。



回線が一杯です。後でかけ直してくださいとのアナウンス



手立てがない。



もはや直接現地に行くか・・・・



まぁ。。。



瓦礫をかき分けても探し出し、助け出すつもりでいたが。



社員の親しい仲間に、



「2、3日・・・悪いなオレに付き合え。」



「どこに行くんですか?」



「福島県」



「え?!  ☆△☒◇◇」



「社長・・・何言っているんです・・・バカですか?」



「知り合いが瓦礫の下に埋まっている可能性がある。助け出しに行く。」



さすがにブログの読者だ。とはいえん。完全に頭を疑われる。



「我々は自衛隊じゃ・・ないすっよ・・・」



「借りがある人だ。・・・無理にとは言わん。仕事でも何でもない。強制でも無い。



嫌ならオレだけでちょっと行ってくる」



「ちょっとって・・・・放射能にやられますよ・・・まったく・・・」



3人が一緒に行く準備をしてくれた。




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3月15日



今日・・・所在がつかめなければ現地に行くしかないと決めた。





りとるさんの写真を入手。


最後の手段を試みる。


地震発生時から現在までのすべてのTV局の映像をパソコンに取り込み


顔認識ソフトで、りとるさんの顔と照合を試みた。


特に避難所や給水所の映像を照合。


かなり近い人物を特定した。


なるほど・・・似ている。


元の写真が荒い画像の為・・・認識率が悪い。


本人かどうか断定できない。


それでも、希望が持てた。


そして、その映像がいわき市の「平地区」のものであることを特定できた。

これで・・・相当範囲が絞り込めた。



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平地区の避難所でも複数ある。



やみくもに電話しても、被災者のために動いている方達や尽力している市役所、公的関係者に迷惑をか


けるばかりだ。


弊社のスペシャルチームと最終検討。


私だったら・・・ここに逃げるだろう・・・と「りとるさん」の避難経路をシミュレーション。


及び・・子供の通っていた学校の可能性も高い。


避難所を二つに特定した。



避難所に連絡。



名簿を確認してもらった・



いわき市 草野小学校。



りとるさんの実名〇〇〇子



旦那さん


子供4人


いた。


たぶん全員無事だ。

「たぶん」と言うのは、同性同名がいたくらいだ。


絶対かは言いきれない。



だが。。。



たぶん本人だと思う。


ひとつ残念なことが判明した。


りとるさんの年齢が40歳だとわかったことだ。もっと若いと思ってたぞ!


本人と連絡をしたいと避難所の人に申し出たが、今はちょっと無理ですと断られた。





本日、その小学校に



りとるさん宛にFAXを送っておいた。



まぁ・・本人に届くかは分かりませんが・・・と担当者はいい職員室の壁には張っておきますとのこと。




FAXには、



本ブログ読者、及び他のブログの西麻布スカーレットさんをはじめ多くの人が無事を心配していること。


そして、りとるさんを「頑張れ!」と応援していること。


そして、


スタタン大学の学園長として、元気になったら・・・





「さっさと大学に復学するように!」と命じて置いた。





福島県県警及び関係者の方々


いわき市の市役所の方々


いわき放送、いわきFM、地方紙「いわきあいあい」の方々・・・


自身が被災したにも関わらず、一人の安否を探るために大変なご尽力をいただいた。


ありがとうございます。感謝の念が堪えません。


また、いまだ安否の分からぬ人がたくさんいる。


そのかたたちの無事を祈るばかりだ。


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無理に・・・私のわがままに無理に駆り出した社員のスペシャルチームには、


夕飯で勘弁してもらうことにした。美味いもんでも食わす。


ちなみにこのブログの存在を彼らは知らない。


まぁ・・・・社長のわがままに付き合ってくれてありがとう。


君らが・・・世界のどこで災害に会っても・・・・どんなに困難であっても・・・


放射能があろうが、カダフィにつかまろうが、南極だろうが・・・地の果てだろうが


私は絶対に見つけ出し、そして助ける。


もちろん、そんなことを彼らに面と向かっては、言わんが・・・




起業家とは、何か?



「希望」をどんな困難があっても捨てない者のこと



ではないだろうか。