大地の咆哮
2004年春、上海の日本総領事館で一人の館員が中国のハニートラップにかかり、自殺しました。
「このままでは国を売らない限り出国できなくなる」
との遺書を残して。。
この本の著者はその時の総領事です。
私は何も知らず、
「総領事は何をやってるんだ?どうせくだらないチャイナスクールなんだろうな?」
と思っていましたがこの本を読み、考えが変わりました。
なかなかどうして素晴らしい方です。末期癌にかかり命を削って書いた本です。
(現時点では存命のようです。)
ビジネスをやる人、レフトな方、ライトな方、漠然と21世紀は中国が台頭すると疑いもしない方、是非読んでください。
この国のでたらめさ、問題の深さが赤裸々に語られています。
そしてそんなでたらめな国とどうして今後も付き合っていく必要があるのか、どのようにして接していくべきなのか、中国人(一般大衆、共産党幹部)は何を考えているのか?
中国の農民問題とは「身分」問題であること初めて知りました。
内容も分かりやすく書かれています。激しくお勧めします!
- 杉本 信行
- 大地の咆哮 元上海総領事が見た中国