しばらく時間が開いてしまいました。(何度目かしらないが)今度こそ定期的に更新します!

 

さて、いよいよmacOS Mojaveがリリースされました。コチラのとおり我が家のMac Pro 2010 (Mac Pro 5.1)は、EVGA Geforce GTX680 for Mac Editionを搭載していますので、Mojaveに対応しています。

 

と、言うことで早速インストールにチャレンジしました。しかも事前にネットを調査したところ、High Sierraに上書きインストールすると「動作が重い」なんて話も出始めています。

 

そこで、クリーンインストールを前提で考えました。

 

早速、App StoreでMojaveをダウンロード。16GBのUSBメモリ"USB"を接続して、ターミナルより以下のコマンドを実行してインストーラディスクを作成しました。

 

sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/USB --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app

 

しばらく待っているとインストーラディスクが完成するので、早速、再起動+[option]ボタン長押し電源ONにて、インストーラディスクで起動すると、いつものインストーラが起動しました。

 

そして、ディスクユーティリティでインストール先ディスクをフォーマットしてから、Mojaveをインストール。。。

 

 

「このMacにmacOS Mojaveをインストールすることは、すべてのグラフィックカードがMetalに対応していて、FileVaultが無効になっている必要があります。このMacのインストール要件について詳しくは、https://support.apple.com/en-us/HT208898を参照してください。」

 

ん?

 

なんで?

 

Geforce GTX680はMetalに対応しているし、インストール先のSSDは初期化しているのでFileVaultもオフになっています。

 

ネットでいろいろ調べましたが原因はわからず。まだリリースされたばかりで情報も少なくMacProでのインストール報告もなし。やっぱり、純正グラフィックじゃないとダメなのか。。。

 

結局、リリースデート9月25日でのインストールは諦めて26日に持ち越しへ。

 

するとAppleより、Metal対応グラフィックカードに換装したMac Pro 2010/2012へのMojaveインストールについて正式アナウンスがありました。それを読むと、、、

 

ナンデスト!?

 

「High Sierra 10.13.6にしてからインストールしろ」と書いておりまする。要はクリーンインストールは出来ない、と周りくどく書いています。

 

ここまでか、、、

 

と、うなだれかけましたが、ピカッとひらめきました。要はMojaveのクリーンインストーラはグラフィックカードがMetal対応かを認識できないということです。そりゃそうです、MacOS Xがリリースされたころの設計思想なんて、まさか搭載グラフィックカードでOSの対応/非対応が変わるなんて思ってもいなかったでしょうから。つまりMacOSクリーンインストーラは、機種型番(Mac Pro 2010/2012ではMac Pro 5.1)だけでしか、機種を認識出来ていないということです。先述のインストーラの注意文も、Mac Pro 5.1はRadeon 5770/5780を搭載しているかもしれないので、Mac Pro 5.1全体を非対応と識別しているということです。

 

それさえ、わかればこっちのものです。Macbook Late2008にHigh Sierraをインストールする際にお世話になった、

http://dosdude1.com/さんのMojave Patcherを利用します。

 

こいつは、インストーラが対応機種かを判別しているところを無効化して、とにかくディスクにmacOSをインストール。その後、もう一度インストーラを起動して、各種パッチをインストールして、そのOSの非対応モデルを無理矢理動作させてしまおう、と言うものです。

 

この「対応機種かの判別機能を無効化してインストールする」だけを利用してやります。

 

Mojave Patcherのページに従って、インストールディスクを作成します。

 

そして、そのディスクで起動すると、、、

 

やっぱり予想通りです!

 

何事もなくMojaveをインストールすることが出来ました。

 

インストールが終わると、通常のインストールのように、再起動します。

本来のMojave Patcherでは、もう一度インストーラで起動して、各種パッチをインストールするのですが、

今回、私の読みが正しければ、そのままインストールしたディスクのmacOSで起動できるはずです。

 

ジャーン。。。

 

 

見事、Mojaveがクリーンインストールされた状態で起動しました。表示や動作なども正常です。

これにて、Mac Pro 2010/2012にMetal対応グラフィックカードをインストールした状態でも、macOS Mojaveのクリーンインストールをすることができました。

 

おかげさまで、High Sierraからのアップグレードでもっさりしている、なんてことは全くなく、キビキビと動作してくれています。

 

皆さんも、Mac Pro 2010/2012にMojaveをインストール際には、ぜひお試しあれ。