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さてさて、皆さん年末を、どうお過ごしでしょうか。

私の方は会社では反省会、目標作成、会議、研修。個人では忘年会、DIYでの冬囲などで大忙しで、

ちょっとお疲れモードです。

おかげで、休日は時間が有れば昼寝という、ダメダメ生活に陥ってしまいました。(^^;

こんなんだと「何時までたってもブレーキオーバーホール二日目をアップできない!」と言う事で

本日、強靭な意志の元書き上げました。


早速ですが、二日目の作業内容です。

前日に難関と思われたリアキャリパーのオーバーホールを完了させたので、本日はフロントキャリパー

とマスターシリンダーのオーバーホール、ブレーキフルードを入れてエア抜をし、作業を完了させる

予定です。

昨日、作業開始時間が遅く、夜8時まで掛かってしまった為、本日は早起きし9時から作業開始です。

フロントキャリパーは、リアキャリパーのようにサイドブレーキのケーブルが無い分、簡単に外せます。

外した後はキャリパーのブレーキホース取り付け穴から、圧縮空気を送り込むとピストンがヌルヌルと

出てきます。(圧縮空気の圧力は一気でなく、徐々にです。) リアキャリパーと違いネジなどで締まって

いないので本当に簡単です。ピストンを外した後のキャリパーの内部にも、何も部品は入っていません。

単純にブレーキペダルに掛けた油圧が、ピストンまで届きピストンが出てくると言う仕組みです。

フロントはダストブーツがシッカリしていた為か、汚れやサビもほとんど有りません。

昨日同様ピストン、キャリパー内をきれいに清掃し、シール、ダストブーツを交換します。

後、忘れてはならないのが、スライドピンのグリスアップです。

CF2のフロントブレーキは、当然ながら標準的なシングルピストンなので、キャリパーが左右に

スライドする事で、ディスクを両サイドから挟み込みます。このスライド機能を担っているのが

スライドピンです。このピンの動きが悪くなると、ブレーキパッドの当りが、均一にならない状態になり

、当然ブレーキの利きも悪くなってしまいます。その為にスライドピンのしゅう動部分にだけは、少し

多目にグリスを貼付しダストブーツも新品に交換します。(グリスの貼付量は私の好みです。本当は少量

でも良いのかも...)

後は車体にキャリパーを取り付け、ブレーキホースを接続するだけです。

12時迄にこの作業は終わり「今日は楽勝モードだなぁ...」と、ゆっくりカップラーメンを食べて、

午後からマスターシリンダーのピストン交換に入りました。しかし...

まず、マスターシリンダーの取り外しに苦労しました。現物をよく見ずにサービスマニュアルのイラスト

のみをイメージし、取り外しは簡単と思っていたのですが、実際は周辺のハーネスやパイプ類が邪魔し、

知恵の輪状態でしたが、こねくり回して何とか外す事は出来ました。

やはり、事前に現物の取り付け状況の確認は必要ですね。

ここからは「楽勝!ピストンをアッセンブリーで交換するだけ!」と、ピストンを止めているストップ

ボルトを外しましたが「アレ、ボルトの先にロッドが付いている...」「プライマリピストンが外れ

ない、ナゼ...」と想定外の出来事が発生!?

まず、サービスマニュアルのイラストのストップボルトにはロッドは付いていません。また、ストップ

ボルトを外せば、セカンダリピストンも外れると書いてあります。「ウ~ムおかしい。落ち着け、落ち

着いて考えるんだ!」と自分に言い聞かせます。

「アッ!追補版では、部品や作業手順が替わっているかもしれない。」と、まず無理に外す事はせず、

サービスマニュアルの追補版を確認しますが、追補版にはマスタシリンダに関する記述は有りません。

「ウ~ムこうなったらしょうがない、どうせピストンはアッセンブリ交換だから...」と、ラジペン

などを使い少しずつ左右に引っ張ったり、またドライバの柄で叩いてみたりし、何とか外す事は出来ま

したが、なんとマスタシリンダーの内壁に、若干傷が付いてしまいました。

気分は落ち込みましたが、爪が引っかからない程度の傷なので、サンドペーパーで修正しOKと自分

を納得させましたが...(^^;

抜けにくかった原因は不明です。新品のピストンを入れる時はスムーズに入ったので、何で外す時に

あんなに硬かったのかが分かりません。考えられるのは、ピストンにはスプリングのテンションが

掛かっており、そのテンションがピストンのツバに対し斜めに掛かったので咬みこんでしまったのでは

ないか...と考えていますが...?  マァ、取りあえず新品のピストンを組むことが出来たので、

深く考えない事にしましょう。これを取り付ければ作業は終了です。

DOT4のブレーキフルードを入れ、不機嫌な声で答える子供に「いち、にぃ、さぁ~ん、ハイ離し

て!」と掛け声を掛け、ブレーキペダルを踏ませエアー抜きです。キャリパー4つとマスターシリンダー

にエアーが入っている訳ですから、相当時間が掛かるだろうと思っていましたが、なんと一時間位で

終了。終了後にブレーキペダルを踏んだ時の踏み応えは、何とも言えませんでしたね~(^o^)

万が一、作業が完了できなかった時の為に、明日も予備日として考えていたので「ヤッタ~。明日は

ゆっくり寝れる~。」とホッとしました。

最後にサイドブレーキの調整をし、ブレーキの利きを確かめる為に、周辺を一周、問題は有りません!

今回は、CF2が来年で11年目に突入し、5回目の車検を迎えると言う事もあり、思い切ってブレーキ

のオーバーホールを行いました。もし、オーバーホールを行わずに、車検に行ったら、「11年経って

いるけど大丈夫かな???」と不安な気持ちで臨む事になると思いますが、自分の目で確認し、清掃、

サビ落し、グリスアップする事により、とても自信が持てる状態になりました。

もし皆さんがブレーキのオーバーホールを行うとしたら、まずサービスマニュアルを用意し、それに

沿って十分な時間を掛けて、作業手順をイメージトレーニングする事をお勧めします。

それに、必要な工具は必ず用意する事、時間も余裕を持っておく事が、とても重要だと思います。

時間が無くて、いい加減な状態で組みつけては、オーバーホールの意味が有りませんからね。

今回の作業は、サービスマニュアルを参考にし、私なりの工具、方法で作業を行いましたが、当然これが

ベストな方法とは思っていませんし、間違っている部分も有ると思います。しかし、皆さんが同様の作業

をされる場合に、少しでも参考になり、スムーズに作業が進められればと思っています。

但し、作業される方は、ブレーキが命に関わる重要な部品と言う事を、十分理解し作業されるよう

お願いしますね。自分では無理と思ったら、やらない事も勇気ですからネ。

ちなみに私は、まだ元気ですが。(笑)

次回は、ブレーキオーバーホールに使った工具などを細かく紹介できればと思っています。

それではまた!!