時々ですが、あるおばあちゃんが、小包みを、とある人のところまで届けて欲しいと頼んできます。
小包の中身は、フルーツやらお菓子やら。
本来NPOでやってる宅配サービスは、本人の買物した荷物を自宅まで運びきれない人のための、お助けサービスです。
なので、小包みを、他人の所に届けるのは、いわゆる宅急便でして、本来のサービス目的からはズレてしまいます。
が、ついつい依頼を受け入れてしまいます。
それは、届け先がそのおばあちゃんのボーイフレンドだからなんです。
聞くところによると、
おばあちゃんは80歳。
ボーイフレンドは93歳。
カレは、この高洲地区に越してきて団地生活を始めましたが、
友達も知り合いも、誰もいない、寂しい単身生活でした。
ある日、カレはとある女性と出会い、仲良くなりました。
13歳も年下のガールフレンドです。
時々ガールフレンドから小包が届きます。
届いた後に、ガールフレンドが遊びに来てくれます。
月に一度は飲みにも行き、一緒にタクシーで帰ってくるそうです。
ばら色の団地生活。
そんな生活の、ちょっとしたお手伝い。