このほど、高洲の一部の賃貸住棟では、窓サッシュがこれまでの鉄枠のものから、アルミのサッシュに変更にするという大規模な計画修繕がなされている。


これらの工事にともない、窓枠のサイズが変わる。そうすると窓に取り付けている網戸は当然使えなくなる。

賃貸住棟なので、当然1年前とか半年前に入居を開始した人も多くいる。そんな人たちは、ついこないだ3~4万も支払って全網戸を取り付けたばかりなのに、もう買い替えなければならない、という事態に陥る。


工事をするためには、窓枠近辺を工事の作業スペースとして空にしなければならない。

高洲のような小さな住戸に何年も住み続ければ、大きな家具で室内を占領され、窓周辺の物をちょっとどけろ、と言われてもそれはもう大仕事だ。

ましてやここ最近増え続けている一人暮らしのお年寄りはどうやって家具を移動しろ、というのか。



鉄の窓サッシュというのは、重たく、機密性も低く、

動かすたびにガラガラとけたたましい音が出る割には、隙間風がひどい。

そのような時代遅れの物を(個人的にはレトロなデザインで、気に入っているのだけど・・・)、大家の出費で修繕する事は、とてもいい事だし、当然の事でもあるのですが、

その工事をするためには、このように、色んな負担が居住者にふりかかる。


NPOでは、そんな困りごとに対して、網戸の丈を短くして使える新しい窓の寸法に調整する『網戸リサイクル』や、家具の移動が困難な家庭には、大学生を派遣して力を貸す、という『家具移動』など、ちょっとした住民のサポートを、サービスとして行っている。



窓サッシュ工事は、11月スタートと言いながらも着工が送れ、12月スタートとなり、何かとリフォーム依頼の

多い年末にモロに重なってしまい、あたふたとしていたのですが、

この程は、最初にスタートした街区はすでに完了し、次の街区も半分ぐらい終了、そして隣の丁にも着工の目処が立ってきたようで、こちらのサービスもそれにともない、ようやくスムーズに流れてきたかな・・・?という所です。








で、今日の話題は、そんなサービスをやっていてつくづく感じる事。


団地って、一見、画一的で、どこも同じように見えるのに、場所によって本当に特徴があり、居住年数や世代はもちろんのこと、住む人の性格にまでそれは及んでいるなあ、と。


長年住んでいる人のウワサ話などから、あの棟はできた当時から住む人が多い、とか、あそこら辺は入れ替わりが激しくて、比較的若い人が多いのだ、とか、この辺は同じ団地から移ってきた人が多いから入居年数は短いけど、みんな古い知り合い同士なのだ、などといった傾向は、な~んとなく耳に入っていた。


が、住む人のタイプにまで傾向があるとは。。。。。


まず最初に工事があった街区・・・・この街区の人は、割と準備万端に物事を進めるタイプが多い。最初なので、後期が大幅に遅れ、いつ工事してもらえるかわからないし、それがいつ決まるのかも分からない・・・・そんな分からない事だらけの中でも、何とかまあ、準備を前々から整え、隣人からの情報などを入手して、うまいことやっている。

ただし、工期が遅れてなかなか始まらない頃は、立ち話が始まれば話題はいつも窓サッシュ工事・・・あっちでも工事の話題、こっちでも工事の話題・・・・みたいな感じで、井戸端を沸かしていたみたい。情報交換の頻繁なエリアなのかな。


そして次に工事が始まった街区・・・・NPOでもよく話題になるのだが、この街区の人は、ほんっとにのんき。

前日になって、明日、お願いします。とというのはまだ良い方で、当日の朝、工事がもうはじまっちゃったんですけど、ちょっとコレ、お願いします。とか、サービスを申し込まれて行ってみたら勘違いで必要なかったりとか。


それと比較すると、この後工事になる隣の丁は・・・・これがまたすんごい気が早い。まだ、工事の日程も決まっていないのに、予約を入れてみたり。そして、ちゃんと夫婦そろって事務所までやってきて、話を聞いてくる人が多い。老夫婦が多いってことかな・・・・?



こういう性格の特徴なんかは、当然、年代や時間のたっぷりある人と、昼間は仕事を持っている人とで特徴が出てくるのだろうなー、とは思うけれど、こうもハッキリと特徴づけられてしまうと、おもしろいし、不思議なものです。





こんなのこそ、団地に住んで、団地で日々を過ごしてみないと分かりようのない、団地の実態だなと、思うわけです。