ただいま工事中のおとなりさん。
工事は少し難航しているようです。どうやら、天井はこわさずに再利用することにしたらしいのですが、その天井が相当落ちてきているらしく、場所によっては3cmも寸法がずれて、大変のよう。結構作業が遅れているようです。
実は、工事始めのころから、となりの現場に入っている大工の親方さんから、インテリアを少しやってくれと頼まれていました。
床と壁を少々。
今まで住宅しか関わることができなかったので、商店インテリアはちょっとおもしろそうだと、私はちょっとわくわくしていました。
が・・・・・
ここに来て、うちの親方が眉をしかめだしました。
「せっかく楽しみにしているところを悪いが、やめた方がいい。」と。
そしてさっさと隣の親方に断りを入れてしまいました。
理由は、これでした。
・商店のインテリアは住宅と全くちがうので、何も経験の無いうちから下手に手を出さない方がいい。
・下請けの下請けになるので、支払いが極端に遅くなる。
私の目では気づきませんでしたが、K西さんの目を通すと、不利な点がいくつかあったようです。
通常、内装のベースを作るとき、上物が落ち着きやすいように、土台となる床や壁はなるべく平らになるように補修を入れながらおこなうそうですが、それがまだ為されていないので、その土台づくりに相当時間がかかってしまうようです。また、住宅と違い、人の動きが半端ない商店では、施工後に欠陥が出てくることがしばしばあるそうです。下手すると全額負担でやり直しさせられる羽目になる可能性もあり。さらに、お金の出所がはっきりしないにもかかわらず、私は前払いの条件を何一つ出していませんでした。
今回は、中止の理由が明快でした。私に、至らなかった点があったことも確認。
このように、仕事をする途中で、K西さんが突然、さっと手を引いてしまうことがしばしばあります。
それは、K西さんなりの危険回避、つまりリスクマネジメントのようです。
K西さんは、50年もこの仕事をしていれば、相手や現場をみればすぐに分かる、と言いますが、
私としては納得のいかない事も、たま~にあります。
だけども、そこは50年のキャリアを信じて今はついていくのみ。
このように、リスクを察知した時に、まず手を止めてくれる存在があるおかげで、今のNPOが特にトラブルを起こさずに存在していられるのかもしれません。だけど、リスクばかりを心配していては、前進することができないのも事実で・・・・
社会人になって、この辺の判断がいちばん難しいな、と感じている今日この頃。