こんにちは。
カウンセリングルーム心美癒です。
今日のプチ講座は、昨日に引き続き「ウソ」のお話。
昨日は見た目でわかるウソでしたが、今日はコミュニケーションからわかるウソについて。
人はウソをつく時、なだめ行動が増え、表情にもぎこちなさが現れるということは、お話しましたが、コミュニケーションのやりとりでもウソが現れます。
ウソをついている人は、やたらと喋っていることが多いです。
相手が話す隙を与えず、都合の悪いことを質問されようものなら話をうやむやにしたり、話をすり替えて都合の悪い話を避け、話を変化させてしまうことが多いですね。
浮気や不倫をした夫が妻から疑われた場合の例・・・
妻)
最近、友達との付き合いだと言ってよく出かけてるけど、本当に友達なの?浮気でもしてるんじゃないの?
夫)
友達だよ・・・。
妻)
本当に? この前、友達があなたが女性と歩いているのを見たって言ってたけど?
夫)
え?見間違いじゃない?それよりさぁ、話しは変わるけどアレってどうなったの?あ、そう言えば今日こんなことがあってさぁ、○○さんがこうで ああで・・・・・・。それに、課長のことなんだけど・・・・。それから・・・・・。
このように、話を違う方向へ誘導する為に話のすり替えをしたり、相手が話す隙が無いほど次から次へとどうでもいい話をしてはぐらかし、間が空かないように必死さもうかがえるでしょう。相手に喋らせないように早口で間を空けずに喋り続ける人もいます。
ポイントは、コミュニケーションの急激な変化です。急に喋る量が増えたり、内容が変わったりするようなことがあれば、ウソをついている可能性が考えられます。
コミュニケーションに現れるウソに加え、昨日お伝えした 「なだめ行動」などが現れていれば、ウソをついている可能性はかなり高いと言えます。話をしている間中、用もないのにウロウロしてみたり、今触る必要のないものをアレコレ触ってみたり、自分の体をよく触ったり、といった動作をする人も結構多いですね。
しかし、こういった人とは真逆で、急激に口数が少なくなる人もいます。ただ黙り込んでいる場合もありますが、相手にしていない雰囲気を醸し出したり、眉間にしわを寄せ、わざと厳しい表情を作って怒っているアピールをするかのように、声を荒げたり怒鳴ったりして相手を威嚇するような言動をしてこれ以上、話させないようにする場合もありますね。
浮気や不倫を問い詰められた時の表現としては「信用できないのか!!」や、「はぁ??お前何言ってんの、バカじゃない???話にならん! もういい!!」などの表現をする人も多いと思います。
急激に口数が多くなっても、少なくなっても、なだめ行動が現れているかどうかを、注意しながら観察してみると良いでしょう。
でも、誰に対しても、あまり相手を問い詰めるような、追い込むような言動はしないようにしましょうね。それはそれで、相手との関係性を悪化させてしまう原因になりかねませんから・・・。
観察をする時は冷静に慎重に、思い込みで決めつけて判断しないように十分注意してくださいね。