間が空いて申し訳ないですorz

【11面】 六花亭製菓の記事

国際間・国家・庁・業界などで、この経済不安へ立ち向かうための政策が打ち出される中、一企業内での工夫が重要視されている。
北海道に居を構える製菓会社「六花亭製菓」は、有給消化100%を20年続けているそうだ。他にも社内表彰制度、奨励金、補助金制度などの福利厚生を充実させ、従業員に重きを置く体制を敷いている。
この、所謂「従業員志向」の経営は、何故維持され続け、何を生むのか。
私は、企業の最大の価値は、従業員など人材であると考える。他の経営資源を生かすも殺すも、それは究極的には「ヒト」によって為されるものであると考えるからだ。
そうなると重要なのはHRMである。科学的管理方法では対応しきれないのが各個人の「精神」の問題である。高度経済成長、バブル崩壊などの経済の波や、雇用される者の権利の拡大などの流れを経て、従業員の精神面を企業が考慮しなければならないのが現状であると思う。その中で、特に従業員のモティベーションについて考えるのは重要であるはずだ。
この六花亭製菓は、優良製品の生産は従業員の心身の健康によって可能になると述べている。上記したような福利厚生制度も、このためである。
わたしは業績の安定とこの従業員待遇は補完関係にあると思う。
作業工程の効率化から従業員の負担や無駄を減らし、それによって生まれる余裕を各従業員の心身の健全化のために使わせ補助も出す。それによってモティベーションを維持させ、更なる効率化や相乗効果創出を図る。仕組みとしては非常に素晴らしいものだと思う。
これらの取り組みや姿勢を、他の企業も導入して欲しい。もちろんすべてに同質的に効果を望むことは出来ないであろうが、「社会不安」「雇用不安」といった、雇用される側の働くことに対する圧迫的な意識が少しは改善されるのではないかと思う。