34面 大学進学率についての記事

 今年の新規高卒者と浪人生を合わせた四年制大学への進学率が50.2%で初めて5割を超え、短大進学率を合わせると56.2%と過去最高を更新した。志願者が入学できた数を示す「収容率」は93.4%で、全入状態には届かなかったということが書かれている。


 大学進学率の上昇は、少子化の影響で受験者が減ったことで大学は経営を維持するために学生の学力を下げてでも確保しようとした結果だと思う。大学卒業後の進路は、就職は6,000人の減少で、フリーターやニートは10,000人の増加である。現在の就職難により、大学を卒業していれば就職に有利というわけではなさそうだ。大学に誰でも入れるようになると学生のレベルは下がっていく。学生のレベルが低下することにより今後さらに、フリーターやニートの数は上昇していってしまうと思う。
 大学は経営のことだけを考えるのではなく、学生の学力を上げていかなくてはいけないと思う。大学が全入状態になり、誰でも入れるようになるのであれば、単位の取得や卒業の難易度を上げるなど、学力の向上・維持の対策をしていかなくてはならないと思う。