3面  国会図書館の本が有料でネット配信される記事

[概要]
国会図書館は2011年春から保有する書籍をネット順次配信し、将来的には400万冊の蔵書をネット配信する。今までと違い、著作権が切れた蔵書だけでなく、著作権の切れていない蔵書も配信する予定。


[考察]
の記事を読んで4つ思ったことがある。
1.利便性。国会図書館には様々な蔵書があるが、それを利用するためには図書館に出向くか、コピーを郵送で送ってもらうしかなかった。それが、この制度のおかげで簡単に利用できるようになった。

2.保存性。本とは、紙に書いてあるものであり、経年劣化でいつかは読めないものになってしまう。それが、デジタル化することにより、劣化することなくいつでも読めることができるようになった。

3.発展性。今まで日本は著作権を保護することはしていたが、利用するということはあまりしていなかった。今回のように、著作権者への手続きをある意味で簡略化し、著作権を利用することは、今までよりもたくさんの人に利益を与えるだろう。

4.書籍のデジタル化。書籍のデジタル化が進むことによって、いつでも、好きな時に、自分の読みたい本が読めるようになってきた。だが一方で、既存の出版社や、著作権者は不利益を被る可能性をはらんでいる。無秩序に権利を侵すことはいけないが、しかし保護しすぎるのも著作権者の利益にはならない。そのバランスをとりつつ一歩一歩進んでいってほしい。