5面  希少金属(レアメタル)インジウムの探査権を取得

[概要]
液晶テレビや、太陽電池の電極製造に欠かせない材料であるインジウムの探査権を、オーストラリア北部で取得した。3年間で最大200万豪ドルの探査費を負担し、40%の権益を得る。


[考察]
本は希少金属を大量に消費している。その主な輸入元は中国だ。しかし、その中国は、最近希少金属に高い関税をかけ、なおかつ輸出規制もしている。そうした中、希少金属の新たな供給源を確保することは大きな意義がある。
ただ、資源は無尽蔵にあるものではなく、その生産量は限られている。いずれ採掘できなくなり、やがて消えさる。そうなる前に、何か対策を立てないといけない。
それにはやはり、希少金属のリサイクルと、代替材料の開発を急ぐべきだ。現在、ペットボトルや空き缶などのリサイクルはそれぞれ、約70%、87.3%となっている。しかし、希少金属を多量に含んでいる携帯のリサイクルとなると十数%しかない。また、代替材料の開発にしても、新しい素材を作ったとしても結局、希少金属を使うことになってしまい、希少金属が必要な状況は変わっていない。
資源が枯渇する前に、資源を無駄にしない仕組みを作ることが急務となるだろう。